2008年05月のコラム

●ちょっとした小話。
●今回は、思いつくまま書いてしまいました。
 沖縄旅行で沖縄本当をメインにする際には美ら海水族館をチョイスする人も多いと思いますが、
 自分の記憶に残っているのは、ジンベイザメや、イルカのリハビリ施設などですね。

 サメ関連で言えば、当時、様々な種類のサメの皮を展示してあり
 実際に触ることもでき、種類によって触感がこんなに違うものかと次々に触っていると、
 1つだけ大きなサメの皮があり、何だろうと名前を見ると
 ジンベイザメだったことを思いだしちゃいました。
 当然ジンベイザメのコーナーもじっくり見てきましたが、
 大きな水槽なのでしょうが、、ジンベイザメには窮屈そうでしたね。

 いろんな水族館に行くたびに思っていたのですが、スキューバーダイビングを
 水槽の中の魚たちと出来ると楽しそうですよね。
 詳細な事は忘れてしまいましたが、数年前のテレビで外国のお金持ちさんが、
 そのようなコンセプトの水族館を作っていたような記憶があります。

 もしかしたら、寝ている時の夢かもしれませんけど、実際にはいろんな面で難しいのでしょうね。
 魚には触れないように言っても、調子にのって魚を捕まえたりして傷つける人がでてくるとか、
 必ずありそうですものね。

 ずいぶん前の事ですが、長崎の壱岐でイルカといっしょに泳げると聞いて、
 旅行の際、楽しみにしていたのですが、イルカが傷ついてしまい、餌やりのみだった事がありました。
 現在はどうなっているのかわかりませんけどね。

 そう言えば当時、沖縄旅行の際、タクシーの運転手さんから聞いたんですが、
 ジンベイザメを目の前で見れるスキューバーダイビングがあるそうですね。
 水深30mだったか、40mだったか忘れてしまいましたが、そのぐらい潜ることが出来ないと
 体験できないものらしいです。

 当然自分のような初心者などには参加資格があたえられないものですがね。
 そして、潜る前には、みっちり勉強の時間が取られているようです。
 どこまで正確な話かわかりませんけど、30mか、40mの深さにネットがはってあり、
 そこを境に実際に海の中を泳ぐジンベイザメを見ることができるそうです。
 この話から推測するとジンベイザメを上からしか見ることが出来ないような感じですが、
 もしかしたら、ネットを超えて様々な角度や、距離で見ることができるんでしょうかね。

 同じ海中で、目の前にジンベイザメがいることを想像すると感動よりも
 圧倒され、びびってしまうような気がします。
 そもそも自分が海面に浮かんでいる時に背鰭が近づいてきたら、
 イルカだろうが、マンボウだろうが判断できず、すべての背鰭を
 人を襲うサメのように感じてしまい、パニックになる事が想像できますけどね。

 話は変わりますが、海と言えば福岡県からは、長崎県の壱岐なども近く
 壱岐出身の知り合いがいるものですから、沖縄の海の話ばかりでは
 不公平になりますので、かなり前のことになるんですけど、
 壱岐に船で何度か遊びに行く機会があったものですから、
 その時の話も近いうちに紹介したいとおもいます。
(2008.05.30)

●ちょっとした小話
●サメ関連の話になるんですが、
 ちょっと前に見たニュースで、メキシコのビーチで
 人を襲うサメが現れ、被害者が何人もでているといった内容でした。
 最初の1人が襲われた時点で、安全が確認されるまでそのビーチで【泳ぐなよ】
 と思わずテレビニつっこんでしまったですよ。
 人を襲うサメがあまがみでもして、コミュニケーションを取ってくるはずないでしょうに、
 サメに聞いたわけではないですが、サメの習性として、海面でバチャバチャ泳いでいると、
 弱った食材として認識されやすいとの事です。
 噛まれたら痛いだけではすまない事が理解できないわけないでしょうにね。
 メキシコと言えば、陽気なイメージがありますが、楽観的過ぎるのもどうですかねぇ。
 実際にサメを目の前で見るのが目的のスキューバーダイビングがあるようですし、
 又、ホホジロザメの鼻をなでているおっちゃんの映像をテレビで見た事もあります。
 世の中にはすごい人たちがいるもんですね。
 ジョーズ関連の映画ですらまともに見れない自分としては、
 サメなどは、恐ろしくて水族館で眺めているだけで十分ですけどね。
(2008.05.28)

●スキューバーダイビング初体験後の話
●スキューバーダイビング後の話。
 港でSさん達と別れ、宿泊先に帰り順次シャワーを浴び寝転がっていると、
 さすがに疲れたらしく、あっとゆうまに静かになっちゃいました。
 夕方になり、ぼちぼち寝るのにあきたころ、「今、何時」「そろそろ準備しようか」
 などの声が出始め、4人とも一先ず体を起こし、だらだらと準備。

 軽く何か食べてからSさんの店に来るように言われていたので、
 【おつまみ】ぐらいしか無いのだろうと思い、
 4人ともあまりお腹はへっていなかったのですが、夜遅い時間にお腹がへった場合
 旅行先でコンビニじゃ味気ないということから
 適当に探し、軽く食べてから行くことに。

 空腹ではないために、何を食べるかがなかなか決まらず国際通りや、その近辺の飲食店の前をぶらぶら。
 どこかの店に入ったのですが、今となっては何を食べたか忘れちゃいました。
 しかし、この店で自分の胃がかなりグロッキー状態という事を知り、
 店を出た後は食べ物はノーサンキューといった感じになっちゃいましたね。

 Sさんの店に集まる時間が近づき、国際通り沿いの目印を探しながら歩いていると
 ついにSさんの店を発見。
 店舗は2階で、国際通り沿いの入り口は狭く怪しい雰囲気でしたが、
 店の中に入ると、Sさんのキャラクターには似合わずカウンター越しの大きな窓に、
 通り沿いのイルミネーションがとてもきれいに見えて、なかなか良い感じでしたね。

 船でお世話になったSさんの友人達もすでに来ており、かなり賑やかな状態
 この日のスキューバーダイビング体験関係者の貸切となった店内は、共通の話題がある事と、
 Sさんの友人達も、久しぶりに沖縄に集まったようで、とにかく盛り上がっていました
 暫くすると、自分達に気をつかってくれたSさんが、ダイビング中に捕まえたタコを使って
 かなり大きさのあるタコ焼きを、大量に出してくれたのです。

 自分達が喜んで食べる姿を期待するSさんの顔と、ビッグなタコ焼きを見ていると
 本当に、【ノーサンキュー】でしたが、食べないわけにはいかない雰囲気。
 他の3人は大丈夫だろうと顔を見ると、みんな揃って苦笑い。
 そして、【自分は少しでいいから、誰かがたいらげてくれ】といった感じで譲り合う事に。

 一先ず何個かは食べねばと、ビッグなタコ焼きをほおばったところ、
 あまりのタコの大きさと、堅さにビックリ。
 おいしかったのですが、なかなか飲み込めず、1個食べるのに一苦労。
 満腹状態で、飲み込むのに苦労してしまうこのタコ焼きが、そんなに食べれるはずもなく、
 4人ともあっとゆうまにギブアップ。

 Sさんの友人たちに勧めても、「食べてきたから」や、「遠慮しないで食べてしまっていいよ」
 などの返答のみで、食べる気はまったくなし。
 熱々のタコ焼きも放置され、みごとに冷えてしまう事となり、
 がっかりするSさんと共に、カウンターの奥へ。
 ちょっとしたサプライズが予想外の結果になっちゃいましたね。

 そんなこんなで、暫くは、アルコールをちびちび飲みながら、いろんな話題で盛り上がり、
 沖縄の夜を満喫する事ができましたよ。
 その後も沖縄旅行の際には、何度かお世話になっちゃいましたけど、暫く沖縄には、行ってないですからね。
 と言うか、最近は旅行自体行くことが出来てないですから、
 今度は、時間をゆっくり取って遊びに行きたいです。
 いつになるかわかりませんけどね。
(2008.05.27)

●スキューバーダイビング初体験【続編】
●スキューバーダイビングの思い出(続編5)
 初心者一同、時間が過ぎるのを忘れ、沖縄の海底を満喫していましたが、
 当然、自分達もこの海底とおわかれしなければならない事をインストラクターから伝えられ、
 その後順次D君同様に船に向け浮上しスキューバーダイビング初体験が終了することとなりました。
 自分などは、海面へ浮上を伝えられた時には、【もお終わり】と思ってしまったのが実感ですから、
 D君からすれば、潜ってナマコと記念撮影しSさんから強制連行、
 本当にあっとゆうまに感じたことでしょうね。

 初心者一同が、潜る前の船の上で注意されていた事ですけど、
 海底から浮上する際に、海面へ、いっきに垂直浮上しないように言われていましたが、
 いざ、船に向かって誘導されていると、何度かそれ以上急に浮上するなといった感じで、
 脇を抱えられちゃいました。
 【イメージとして、誘導とゆうよりは連行されている感じですかね。】
 潜る時には苦労したのに、海底が遠くなっていくのはあっとゆうまでしたよ。

 程なくすると前方に船の後部が小さく見え始め、さらに近づくと海底へ延びたケーブルも確認。
 なにげなくケーブルの最終地点である海底に視線がいき
 自分達が潜っている姿を想像しちゃいました。
 実際には無理ですが、海の中から海面であたふたしている自分や、初心者一同が一列縦隊となって
 海底を目指している姿などを見たかったですね。

 現在のスキューバーダイビング体験でどのようなオプションメニューがあるのかわかりませんが、
 海中でも録画が可能な機器で体験者が潜っている姿を撮影して、編修したものや、
 このポイントでの最高のコンディションの映像などもDVDにしてくれるととっても記念になるんですけどね。
 自分がスキューバーダイビング体験をしていたころはこのようなサービスはなかったですから、
 次の機会には、自分で写真ではなく動画を撮影したいと思ってしまったですね。

 その後何度かスキューバーダイビング体験をする機会があり、
 自分のデジカメで動画の撮影にチャレンジしてみたのですが、
 この話は次の機会にしたいと思います。

 船後部の海面に浮上しスキューバーダイビング初体験が終了。
 早い段階で手を振り終了することとなったD君が迎える中、船に上がり、
 ウエットスーツを脱ぎ、船上の一角に座り、撮影してもらったデジカメの画像を見ながら、
 海の中で言葉にできなかった事を確かめるかのように会話をはずませていました。

 沖縄本島の港に向けて船が動き出すまでは、アンカーで固定された状態ですから、
 この時間というのは、再び穏やかな揺れを感じることになっちゃうんですよね。
 たった今体験してきた話で盛り上がる中、困ったことに、じわじわと怪しい感じが復活。
 この日に関して、この微妙な揺れの感覚とはとことん相性がわるかったです。
 船に上がってからですが、海底では、まったくこの揺れを感じなかった事に気がつきました。

 なんとか気をまぎらわせていると、船が走り出し微妙な揺れから開放され、
 その後は、ビール片手に快適な時間を過ごす事ができましたが、
 潜る前のグロッキー状態の自分を知る周囲からは、
 船が走り出せば、大丈夫と言っても、なかなか信じないんですよね。
 結局一通りの人から、入れ代わり立代わり、同じような言葉で、
 船に酔う前に、酒に酔ってしまえと、おちょくられる事に。

 暫くすると、沖縄本島がちかづいていることを知らせるかのように海の色が変化してきました。
 【海の深さなのか、水質なのかわかりませんけどね。】
 そして、沖縄本当が見え始め、那覇空港に着陸しようとしている航空機を見ながら
 港へ着岸。
 夜はSさんの店に集まることとなり、場所と時間を聞き、
 一先ず、Sさん達と別れ、夕方まで寝ようと宿泊先へ。
 この日は、海と国際通りで終わっちゃいました。
(2008.05.24)

●スキューバーダイビング初体験【続編】
●スキューバーダイビング(続編4)
 初心者一同、無事に海底まで辿りつくことができ一先ず待期していると、
 再びSさんから問題はないかといった確認の合図があり、OKサインをびしっと決めて返答。
 続いて持参していたデジカメで、初心者一同揃っての記念撮影をしてもらい、
 いよいよインストラクターの誘導のもとこのポイントでの体験コースに向け出発。

 今まで一生懸命掴んでいたケーブルから手を離して、それぞれ担当のインストラクターの後に続き
 ぎこちない動きを見せながら、順次泳ぎ始めました。
 いがいとスムーズに泳げたもので、自分などは、海面でのあたふたしていた姿が、
 まるで他人の事のように、完全にリラックスモード。

 最初に誘導されていった先には、緑色をしたサンゴが広がっていましたが、
 サンゴといえば、赤色や黄色などのカラフルなイメージがあったので、
 最初はサンゴとは思えなかったのが正直なところですけど。

 時より白黒の縞模様の熱帯魚が人を恐れず近づいてくる姿を見かけましたが、
 こんな体験もスキューバーダイビングだからこそですよね。
 海上でのルーちゃんによる撒き餌の効果及ばず数は、あまりいなかったようです。

 ある砂地では、まったく動きの見られない顔よりも大きな生物がおり、
 インストラクターから触ることを進められ、初心者一同から指でつつかれ、ひっくり返され、
 いいように遊ばれていましたね。その生物との記念撮影もちゃんとしてきました。

◆ダイビング終了後の船の上での話しですが、
 この生物はナマコだったとのこと
 自分が知っている大きさとは別物でその上とても堅かったので
 潜っている時は、ナマコとは思えなかったです。

 程なくしてSさんがD君をつかまえ何かを伝えていました。
 すると、SさんとD君が揃って自分達に手を振ってきたのです。
 意味がわからなかったのですが、自分達も手を振って返すと2人は徐々に浮上しながら今来た方向へ。
 D君のことなど何も心配することなく、自分達はそのまま海底を見たり、触ったり、記念撮影などをし、
 予定のコースを誘導されていると、いつのまにやらSさんは合流していたのですが、
 D君の姿は見当たらなかったですね。

◆ダイビング終了後の船の上での話ですが、
 D君のボンベ内の酸素がなくなりかけていたらしく、
 早々にスキューバーダイビング体験終了になってしまったらしいのです。
 ボンベ内には、初心者でも普通30分〜早くても20数分ぐらいはもつ量の酸素がはいっていたらしいですが、
 D君は、10数分ぐらいしかもたなかったらしいです。
 潜る前からたっぷりボンベでの呼吸を練習していた成果が違う意味ででちゃったですね。

 思い出せばインストラクターの方達と、初心者一同とでは、呼吸の際の空気の泡の量が
 まるで違っていました。
 自分などは、酸素ボンベの残量や、呼吸に関してまったく意識することなく、
 【吸って・吐いて・吸って・吐いて】を繰り返していたので、
 他の初心者一同もおそらく同じような感じで呼吸していたんじゃないかとおもいます。

 なぜなら、スキューバーダイビング体験終了ごの船の上で、デジカメを確認すると、
 初心者一同の顔の周囲は泡だらけ。
 そういえば、初心者何人かで撮影するさいにインストラクターの方達が
 何度もカウントダウンのようなものをやりなおしていたですが、
 【写真をとるから息を吐くな】という意味だったわけですね。

 Sさんに聞いたら、何人かで並んでいる所を撮影しようとデジカメを向けても
 誰かが息を吐いてしまうので、何度もカウントダウンをしたが伝わらなかったと、笑っていました。
 始めて海に潜ったのに呼吸を止めるなど考えもしなかったですよ。
 その後も、D君を除いた初心者一同のスキューバーダイビング体験は順調に進んだのですが、
 さすがは自分といいますか、1つやらかしてしまいました。

 ある所で、自分の前方で、足をこちらに向けたN君が海底でなにかしている姿が、
 そこで、N君の足の方から近づき挨拶代わりに両太腿をいきなりわし掴みしたのですが、
 ボンベの影から出てきた顔が、N君ではなく別のグループの女性だったのです。
 レンタルのウエットスーツがN君と同じデザインの色をし、共に、やせていたもので、
 とんだ勘違いをしてしまいました。お互いにビックリ。
 お名前もわかりませんが、その時の女性の方、驚かせてすいませんでしたね。

 帰りの船の上でSさんからは、「潜ったら船の上とは別人のようにあばれだしたねぇ。」
 などと暫くからかわれる事になっちゃいましたけどね。
 自分で言うのもなんですが、確かに調子にのっておりました。
 【苦笑い】
(2008.05.20)

●スキューバーダイビング初体験(続編)
●スキューバーダイビングの思い出(続編3)
 「それじゃ〜、そろそろ行こうか。」今回の沖縄旅行のメインイベントの開始を伝える声が
 Sさんから放たれました。
 自分達4人の潜る順番は、先頭が自分、2番手がD君、次にE君、最後にN君
 【プシュー・プシュー】と酸素ボンベでの呼吸音を響かせながら次々と海の中へ。
 スキューバーダイビング体験を計画した当初のただ楽しめそうな期待感など完全に消えうせ
 100%の不安感の中、なんの余裕もない状態で誘導されるままにケーブルをつかみいざ海底へ。

 いざ潜り始めると、いきなり問題発生。ケーブルの傾斜に沿ってなかなか思う様に体がしずまないのです。
 気持ちだけは潜ろうとしているので、海底に斜めに延びたケーブルを一生懸命に手繰ってはいるのですが、
 体の方は潜る事を拒否するかのように海面を水平移動するしまつ。
 当然海面から手が届く所のケーブルまでしか掴めないのでそれより先には進めず
 あたふたしながら完全に進路妨害。

 自分がなぜ潜れないのか理解ができずにあたふたしている様子を説明すると、
 手の届かない物を一生懸命掴もうとする動きに加えて、この状況を早急に脱出したい気持ちが前面にでて、
 海底に向かって会釈どころではない激しいお辞儀の連発。沖縄の海に対して
 かなり違う意味での心のこもった挨拶をたっぷりとさせてもらいました。
 自分のことながら、その時の一生懸命潜ろうとする姿を想像すると、かなり恥ずかしいですね。

 今、思い出すと理由は簡単。
 足が海底の方を向き、イメージとして仮名文字の【へ】の様な姿であたふたしていたもので、
 潜ろうと足を動かせば動かすほど、海底ではなく海面へ浮上する結果に。
 自分ではケーブルに沿ってまっすぐな姿勢のつもりでしたが、かなりのへっぴり腰だったわけです。

 いきなりSさんの手を煩わす事となっちゃいましたが、へっぴり腰の姿勢を矯正され、
 なんとか海底に延びたケーブルに沿って進むことが可能となり、少しづつ海底が近くなっていく事を実感。
 海中のほうが海上より酸素ボンベでの呼吸が違和感なくできるもので、とても不思議な感覚だったです。、
 そのため不安感が消し飛んでしまい、この先楽しめそうな感じが復活。

 当然潜り続けていくと水圧の影響が出始め、耳の中に痛みに近い症状が現れてきました。
 一先ずその場で止まり、片手で鼻をつまみ耳ぬきタイム。
 いがいとスムーズに耳ぬきができ、耳の中の痛みが消失したため、
 ながながと進路妨害することなく再び海底へ。
 なにげなく振り向き後方に視線をやると、それぞれに耳ぬきをしている姿が。
 D君も順調な様子。

 ある深さの所でSさんから止まるよう合図があり待期していると、
 後方の初心者集団が順次到着しそれぞれの表情がわかるぐらいに接近した状態になったもので、
 いかに自分が余裕があるかをアピールするかのように、お互いに手振り、身振りで相手の状況を確認。
 【まったく初心者のくせして偉そうに調子にのっていますよね。】
 ほどなくSさんがそれぞれに【耳は大丈夫か】【問題はないか】といった合図で確認をとってきたので
 初心者一同、それぞれに力強く【OK】サインで返答。

 再びそれぞれのペースで初心者一同が一列縦隊となり
 海底を目指し潜り始めると、1人のインストラクターがケーブルの最終地点である海底まで
 あっとゆうまに潜ってしまい、こちらを見上げて待期。
 よく見るとデジカメをあずけた方で初心者一同がケーブルを手繰り
 海面から潜って来る姿を撮影しようとデジカメを構えてあったようです。

 時より鼻をつまみながらも順次無事に海底に到着することができ、
 当然すべてが新鮮な感覚なわけで、自分などは、初めての視点から見る様々な景色に感動。
 さらさらとした白い砂、明るい茶色系の岩、青く透き通った海水、海面よりふりそそぐ太陽の光、
 特に今でも記憶に鮮やかな映像は、海面を見上げた時の景色ですね。
 海面がとても広く高く見え、空のように感じ、そこから来たことが不思議な感覚だったです。

 そして余計な想像をついでにしちゃいました。遠くからサメが近づいてくる映像を。
 船の上でSさんにサメが現れたりしないのかを質問していたのですが、【絶対大丈夫】と返答されても、
 初心者の感覚からすれば、動物園のように柵があるわけではない海ですから、
 想像してしまうと、ちょっとばかり怖かったですが、
 そんな事は早々に忘れてしまうほどに すばらしい景色や体験が待っていました。
(2008.05.16)

●スキューバーダイビング初体験(続編)
●スキューバーダイビングの思い出(続編2)
 ルーちゃんとの格闘が一先ず終わり、当然口の中がとんでもない状況ですから、海水で口を濯ぐと、
 信じられないぐらいパッサパサとなり、たまらず水分補給するため船に直行。
 出港前に購入していたペットボトルは、Sさんのクーラーボックスの中、
 自分の持ち物ではないために、なかなか探し出せず、違う意味で口をモゴモゴ。

 船の上でなさけない声を出しながら、「水〜水〜」とあたふたするしまつ。
 まさかの展開でしたが、海上での飲料水のありがたさをとっくりと経験させてもらいました。
 その後、出港時のテンションが復活し、シュノーケリングや、水上バイクなどを楽しんでいると、
 あっとゆうまに自分達をふくめた数グループの順番が回ってきました。

 そこで、自分が去年の沖縄旅行の際に水中での撮影が可能な防水ケースつきのデジカメを購入していたため、
 当然今回も持参してきたわけで、いっしょに潜ってくれるSさんの友達の1人に
 スキューバーダイビング初体験の様子の撮影をお願いしようとデジカメをあずけたところ、
 「こんな物持ってるの、ダイビングは初めてなんでしょ」と少しおどろかれ、
 近くにいたSさんからは、「なまいきな」などとちょっとからかわれてしまったですが、
 気持ちよく引き受けていただく事ができました。

■余談ですが、水中で撮影するためのデジカメセットは、
 当時の自分の沖縄旅行費用よりも高くつきましたからね。
 【300万画素ぐらいのデジカメとマリーナケースと64メガ・128メガのメモリーカードで10万円ぐらい。】
→今の同レベルのデジカメの価格は、かなり安価ですよね。しかたない事ですが、「なんだかくやしいで〜す。」
◆ついでに前の年にこのデジカメを買って沖縄の海でシュノーケリングを行った際には
 ルーちゃんとは無縁だったのですが、この時は、前夜にちょっとはしゃぎ過ぎちゃいましたかね。

 ここからは4人とも未知の世界となり、不安感を隠す様にそれぞれの顔にぎこちない笑みが伺える中
 スタッフの介助のモト装備を装着すると、酸素ボンベのあまりの重さに4人ともビックリ。
 酸素というイメージで酸素ボンベを背負ったので、4人とも後ろに引っくり返りそうになっていましたね。
 ほかにも、ウエスト部分に重りのベルトを装着するのですが、初心者からすると、海に入った瞬間、
 いっきに海底まで沈み再びこの船に帰ってこれない気がするほど装備は重くかんじますよ。

 そして、再度説明を受け、最終確認があり、もぐる順番に並び座って待期。
 自分達の担当をしてくれたダイビングインストラクターのSさんから、酸素ボンベでの呼吸の練習を勧められ、
 呼び名がわからないのですが、ボンベから出ているチューブの先端をくわえ、いざ吸ってみると、
 思うような呼吸ができず、とても苦しい感覚で、このまま海に潜っての呼吸は困難のように思えました。

 この状況を例えるなら、加呼吸でしょうかね。
 吸う事ばかりに意識が強くいって肺の空気が出せていないので、吸いたくても吸えないといった感じ。
 この時ばかりは、4人ともぎこちない笑みすら消えてしまっていましたね。

 Sさんからアドバイスを受け、息を吐ききる事に意識していくと、
 自然に酸素が吸い込める感じとなり、4人ともぎこちない笑みが復活。
 一先ず安心ができ、ボンベ内の酸素がもったいないと思い自然の空気でも吸いながら、
 今から潜る海底を見つめていたところ、【プシュー】酸素ボンベでの呼吸の音が響き
 ふとD君を見ると1人だけいつのまにか海の中での呼吸の練習を再開。
 結局それから実際海に潜るまでの時間ずっと練習していたようです。

 カナヅチにして、始めての海、そしてこの1日のうちにシュノーケリングや、
 さらにはスキューバーダイビングの体験ですからね。
 ダイビングの体験お目の前にカナヅチではない自分たちでも、かなり心拍数が上がっている状態でしたから、
 D君の根性たるや、すごいの一言、自分にはまねなどできないです。
 【泳げなくても呼吸はできる】ととんでもない理論で説得したのは自分達なんですけど。
 自分がカナヅチだったら、まず参加しないでしょうね。

■さて、ここでのスキューバーダイビング体験者が、どのように海へ潜って行くかといえば、
 船から海底に斜めに張られたケーブルをつたい頭から潜って行く方法で、
 一列縦隊となり各個人で耳ぬきをしながらケーブルをつたい潜って行きます。
 耳ぬきとは、水圧によって生じる鼓膜が痛くなる様な症状を改善する方法で、
 自分達初心者などは、鼻をつまみ耳から空気を出すイメージで耳ぬきを行っていましたが、
 インストラクターのSさんは、慣れたダイバーならば
 あごを動かすだけで耳ぬきができると言っていた気がします。

 ◆耳ぬきがうまくいかない時は絶対先には進まない事が大前提。
 ◆自分で無理と判断したなら、合図でインストラクターに知らせ、インストラクターと共に海上へ浮上。
 ◆時よりインストラクターが体験者を止めて問題がないかの確認の合図を行い、
  体験者は決められた合図で答えそしてさらに潜るといった事を繰り返し海底へ。
 ◆決められた合図で答えなければ危険とみなされその時点で終了。
 詳細な事は忘れてしまいましたが、簡単に説明するとこんな感じだったですかね。

 自分達最終グループの担当をされるインストラクターの方達も配置が終了し、
 いよいよ今回の沖縄旅行のメインイベントがカウントダウンの段階へ。
(2008.05.12)

●ゴールデンウィークの思い出
★5月2日・7日に掲載した内容ですが、新たな掲載をしたところ消えてしまったので、
 再度まとめて掲載しています。
●スキューバーダイビングの思い出【前編】
◆ゴールデンウィークですね。
 以前はこの時期に数回ですが、沖縄旅行に行き、
 そこで、初めてスキューバーダイビングを体験したのですが、
 この時期になると思い出してしまう事があります。

◆その時、お世話になったのは、夜は国際通りでショットバーのような店舗を経営し
 昼はスキューバーダイビングのインストラクターをしているSさん。
 もう、最後に会ったのが、5年ぐらい前になるんじゃないかな、元気にしてますかね。

◆それでは、初めてのスキューバーダイビング体験について書きたいと思います。
 細かな数字の記憶は曖昧となっていますが、
 お客さんは40人ぐらいだったと思います。
 自分たちは、男だけの4人グループで1人は、泳げない者までふくまれていました。
 【カナヅチのこの人をD君と呼びます。】
 このD君は、みんなから、泳げなくても呼吸はできるといったとんでもない理論で説得され
 むりやり参加させられていました。今考えればむちゃくちゃでしたね。

 ダイビング当日、関係者が、すべて船に乗り込み、ダイビングスポットへ向けて出港。
 スタッフの1人が「船酔いする人がいたら、酔い止めの薬をあげるよ」と声をかけてくれたのですが、
 自分たちは「大丈夫です」と今から海にもぐろうとしている者が、
 そんな物だれも必要ないだろうといわんばかりに元気よく返答。
 すると、もうしわけなさそうに数人が名のり出て酔い止めの薬をもらっていたようでした。

 自分たちは、2階の操縦席の後ろの半分屋根がない場所に座り
 離れていく沖縄本島、新たに見えてくる島、沖縄の青い空、海、水平線、波しぶきに興奮し
 様々な話で盛り上がっていました。(D君を除いてですがね。)
 D君はこれから体験する事で頭がいっぱいの様子、
 おそらく本当に海の中にもぐらなければいけないのだろうかと自問自答していたのではないでしょうか。

 そして、ダイビングスポットに到着し、船が止まり、スタッフがアンカーを打ち付けに海の中へ、
 ここから自分に異変が起こったのです。
 自分たちは最終グループとして待期し、ホカノグループのダイビングを見学する事となったのですが、
 穏やかな海で、なんともいえない微妙な揺れがじわじわとこたえてきて、
 この感覚のその後が想像できてしまうようなちょっと危険な香りがしてきました。

 言葉がへり、きょろきょろ挙動不審となりスタッフの方からは、「大丈夫」と声をかけられても、
 その時は、調子にのって「大丈夫ですよ」と強気の返答。
 【海に入ってしまえば大丈夫なはず、早く順番が回ってこい】と、
 ひたすら気合でのりきろうとしていましたが、
 ついにD君より先に自分がギブアップ。
 【ギブアップと言ってもまだ最終段階ではありませんけどね。】

 しかし、とうとう座っているのもきつくなり自分1人だけ床によこになってしまい、ひたすら後悔。
 酔い止めを持っていたスタッフもすでに海の中、もし今から薬を飲んでもすぐに効き目が現れるわけではなく、
 とにかく最終段階にだけはならないようにと必死の格闘。

 周りからは、シュノーケリングを楽しんでいる声、水上バイクを楽しむ声や、エンジン音が響く中
 なんとも言えない微妙な揺れは、一定のリズムで自分に対しねちっこく攻撃を繰り返してくるので、
 最後には、穏やかな波に対してまで、【もう、勘弁してくれ】と適わない願いまでするしまつ。
 その時は、スキューバーダイビングどころではない状態でしたね。

 海上の微妙な揺れで船酔いをしてしまうと、海上には逃げ場はないことを実感することとなり、
 なさけない表情で口をモゴモゴさせながら、【酔い止め飲んどけばよかったぁ】といった心の叫びを、
 スキューバーダイビングにとって最高のコンディションであったこの日の沖縄の海に
 極々小さな声で繰り返しささやき自分たちの順番を待っていたことを思い出してしまいます。

●スキューバーダイビングの思い出(続編1)
 スキューバーダイビングにとって最高のコンディションであったこの日の沖縄の海で、
 周囲の楽しそうな声を聞きながら、自分1人だけがグロッキー状態になっていたところ、
 スタッフから自分達に対して、海に潜る前にシュノーケリングでもしないかと声がかかり、
 自分を除いた仲間の3人はウエットスーツに着替えて船の後部へと。

 そうです、カナヅチであったD君も自問自答の結果が出たのか、覚悟を決めたのか、
 とにかく海に入ることを決断したようです。
 D君からすれば、初めて泳ぐ海が海岸からではないうえに、足などまったくとどかない深さであり、
 透明度が高く、足元を覗けば先行して潜っている人達が海底で小さく見えるとんでもない状況。

 ウエットスーツを着ていれば浮く事を実際体験し、理解できるまでは、本当に溺れないのだろうかという
 恐怖心との格闘でD君の心拍数たるや、すごい事になっていたんじゃないでしょうかね。
 今ちょっと悔まれるのが、D君が海に入り、船から手を離す瞬間の表情を見そこねてしまったことです。
 おそらく、とんでもない顔をしていたんでしょうね。

 しばらくすると、D君をふくめた仲間の笑い声が響き、シュノーケリングを
 楽しんでいる様子がうかがえました。
 すると、グロッキー状態の自分に対して、「寝てばっかりじゃもったいないよ、海に入ってみたら」と
 スタッフの1人から声をかけられ、【確かにこのままでは何をしにきたのかわからないよな】といった
 感じになり、D君とはべつの意味でなさけない表情のまま、ウエットスーツを着用し、いざ海へ、

 海に入ればすこしは気分が良くなるかもとちょっと期待していたのですが、浅はかな考えでした。
 当然ですが、船の上にいても、海の中に浮かんでいても微妙な波の揺れは同じようなもので、
 このねちっこい攻撃からは、逃れられず、さらに水圧という新たな攻撃を受けついにフィニッシュ。

■この朝食の成れの果てをどう表現しようかと文章を書きながらいろいろ考えてしまったのですが、
 今回は、朝食が材料の元となっているから、モーニングのルーということで、
 ちょっとだけ爽やかに【ルーちゃん】と表現します。

 とうとうフィニッシュしてしまったものの、このルーちゃんを自分の体の外にはまだご披露していない状態。
 なぜなら、自分の周囲にはシュノーケリングを楽しんでいる人たちがいるし、
 そして、海底を覗けばスキューバーダイビングを楽しんでいる人たちの姿が。
 どのようにルーちゃんをご披露していいものやら、ほっぺたを膨らませたまま真剣に考えてしまいました。

 この行動1つで他のお客さんから冷たい視線をあびてしまうといった恐ろしい可能性だけは
 絶対に避けたいところ。
 いくつかのパターンを考え想像してみました。

 災厄なのは、
 シュノーケリングを楽しんでいるほかのお客さんの所へルーちゃんが漂着してしまう事と、
 先行してスキューバーダイビングを楽しんでいる人が海面に浮上してくる際、ピンポイントで
 ルーちゃんの中からひょっこり顔を出してしまう事。これに関してはとても確率が低いでしょうが、
 その状況を想像すると、お気の毒としか言いようがなく
 やはり、船の中のトイレに行くのが間違いないと思っていたところ、

 すると、新たなルーちゃんが、出番を待っているような感覚に襲われ、
 間違いなくカウントダウンが始まっている事を実感。
 残された手段としては、船から離れた誰もいない所に急行するしかないと思い、
 あわてて泳ぎ出したところ、船の上で監視していたスタッフから
 「あんまり船から離れないでぇ」と呼び止められ

 声を出せない状況の自分としては、ほっぺたを膨らませたまま、手でも振って、指でOKサインで答え、
 これ以上1人で船から離れる事は無理と思い、それから船に背を向け、海底を確認し、覚悟を決め、
 そしてルーちゃんを今まで見た事もない青く透き通った海に開放してあげました。
 もちろん兄弟分のルーちゃんもですけどね。まあ、熱帯魚の良い撒き餌になったんじゃないでしょうか。

 余談ですが、青い海と、ルーちゃんは、とても鮮やかな色で、絵具のパレットを連想してしまうほどでしたが、
 海水とルーちゃんが混ざっても緑系の色になる事はなかったような気がします。
 【もしかしたら、緑色っぽく見えていたかも】
 どうでもいい事ですが、今となっては詳細な色の変化に関して、記憶は不確かですけどね。

 その時が最初で最後の体験となっているのですが、ルーちゃんをあんな顔の近くの視点で見た上に
 周りの海水で間接的にかき混ぜても、団結力に優れ、見上げた根性で抵抗してくるもので、
 このまま自分に漂着してしまうのではないかと迫り来るルーちゃんに対して
 ちょっと恐怖を感じてしまうほどでしたがね。
 なかなかスリリングな証拠隠滅作業となった事を憶えています。
(2008.05.11)

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