2008年11月のコラム

●黒猫チャチャとの思い出。(続編11)
◆10月後半に掲載した内容の続きになります。
●子猫の愛くるしさとの葛藤。
 ルンルン気分で夜遊びに出かけていた困ったちゃんを連れ戻し、再びダンボール箱に入れてはみたものの、
 眠る事など考えられないといった様子に、とうとう響き始めてしまったジョーズのメロディー。
 部屋の中へ招待した時には、何ら気にする事がなかった子猫の行動ですが、眠りたくても眠れないこの状況に、
 とにかく今は、寝床で朝までおとなしく眠ってくれないかと、理性を保ちながら願うばかり。

 これまでは、自身の眠りに就く癖もあり、ダンボール箱に背を向けた状態で眠っていたのですが、
 今度ばかりは、自然と体の向きを変え、子猫の寝床の方を向いて眠りに就いたんです。
 当然監視をしてみようと思ったからなのですが、撫でる手をダンボール箱から引っ込めてみると、
 そんなに時間が経たないうちに、宝の山へとお出かけしようと寝床をお留守にする始末。

 寝床を離れて夜遊びへと出かける子猫に対し、アレルギー反応を示してしまう自身の感情。
 反射的に体を起こし、お出かけ途中の困ったちゃんを、寝床に戻れとすぐさま補導。
 子猫にしてみれば、夜中であろうが自分だけで遊んでいる感覚なわけですから、
 なにゆえ、夜遊びを邪魔されるのかが判らないといった所なのでしょうね。

 困ったちゃんの外出とその度の補導というのを繰り返していた所、予想もしない光景が。
 今までは寝床であるダンボール箱を左方向に出て、お気に入りの夜遊びへとお出かけしていた子猫ですが、
 どうやら、子猫なりに閃くものがあったようで、左へ出ることが補導されてしまう原因だと思ったらしく、
 そこで、ちょっと捻りを見せた解決策が、寝床を左ではなく右に出て、夜遊びへとお出かけした事。

 溜め息混じりに笑いながら、思わず出た言葉が「ちがぁ〜う、そっちもだめってぇ〜」
 どうやって遊ぶかを、子猫なりに考えた結果の行動でしょうが、残念ながら再び補導。
 いかに遊ぶかを考えている子猫に対し、こちらは、いかに寝かせつけるかを考えるといった、
 どうにも噛み合わない状況に、余裕がなくなりつつある自身の感情。

 お互いの願いが適わないという点では、同条件の我慢比べ大会でしたが、
 ゲームを優位に進めていたのは、とぼけた表情の一途な子猫。
 眠る気などなく、取り付かれたかの様に夢中で遊ぼうとする子猫の姿に、
 忍耐尽き果て、ついにこの我慢比べ大会の降参を宣言。

 「何時とおもっとるんか、お前は〜・寝らんなら出とけぇ〜」
 子猫を抱え上げた今回の行き先とは、網戸の向こうの屋根の上。
 降参を宣言する前の補導先にしていた、寝床のダンボール箱を通り過ぎ、
 月明かりが差し込む網戸を開けて、室外退去を一先ず実行。

 網戸の外からは、部屋へ入れてくれといった、子猫のアピールもないもので、
 ようやく眠れると横になっても、どうにも気になってしまう子猫の様子。
 結局の所、室外退去から1分も経たないうちに、こちらの方が体を起こして、
 網戸の前から、気になる子猫を覗いてしまう事に。
(2008.11.28)

●温泉に関連したくだらない話。
●(いいふろ)の日だそうですから。
◆二十歳前後の頃だったと思うのですが、友人と地元の温泉へ行った時の、
 手頃な温泉小話というものを簡単にご紹介。
 泡ぶろで遊んでいる、小さな子供たちのくだらない光景というものも
 ふと浮かんできますが、今回は違う体験話にしておきます。

 当時のその温泉施設というのは、脱衣所の引き戸を開け、浴室へ入ると、右側に体を洗う場所、
 そして、正面の奥に通常の浴槽があり、左側に泡ぶろとジェットバスが配置されていたんです。
 浴室の出入り口からは、全体が見渡せる感じだったもので、
 自然と目に飛び込んできた、不思議なかっこうで時を過ごすおじいちゃん。
 今後も忘れる事がないであろうその光景の場所とは、予想通りのジェットバス。

 この温泉施設を頻繁に利用していると思われる、インパクトのあるおじいちゃんなんですが、
 もしかすると、ある時間帯に限り、誰もが見慣れていた姿だったのかもしれませんね。
 おじいちゃんと、ジェットバス、そして不思議なかっこうとくれば、
 その光景とは1つ。水圧による出口の直接マッサージ。

 ジェットバスを利用している一般的な光景といえば、
 仰向きで足を伸ばし、リラックスをしている感じですが、
 このおじいちゃんの姿を例えて言うなら、、
 ひっくり返っていない、カエルといった感じでしょうかね。

 暫く行っていない場所なので、どちら向きに入るジェットバスだったのかは忘れてしまったのですが、
 通常は、足底か腰に当たるような位置にある、側面から出ているジェット水流の噴き出し口に、
 お尻を密着させて、有意義な時間を過ごしているおじいちゃん。
 しかも、本人の方は壁を見ながら、通路の方にお尻を向けているといった状態。
 時より振り返り見せる表情が、何を意味していたのかは判りませんが、
 今思えば、あの姿というのが、ベストポジションだったのでしょうね。

 脱衣所までは入るつもりだったジェットバスも、
 気持ちの切り替えというのは早いもので、
 その時ばかりは見事に素通りでしたよ。
(2008.11.26)

●血圧が上がり過ぎないようにとおもいまして。
●室温や体が温まっていない時に触れる、井戸水の暖かさというものを、
 しみじみと感じられる気温が続いていますね。
 そこで、井戸水の暖かさに関する事で、ふと思い出した学生の頃の担任の先生。
 当時、この担任の先生が学生の頃を思い出しつつ、何気なく話してあった事なんです。

 先生の担当というのは音楽で、学生の頃から音楽が好きだったらしく、特にピアノに興味があったとの事。
 しかし当時、ピアノが家にある家というのは、かなりの裕福な家だけだったらしく、
 ピアノを弾きたくても、思うようには弾く事ができなかった状況だったようです。
 そこで、ピアノを好きなだけ弾こうと思ったら、かよっている学校しかないもので、その学校に許可を得て、
 朝の早い時間から学校へ行き、授業が始まる前まで音楽室でピアノを弾く事が日課となっていたそうなんです。

 1年を通して言えば、指が思い通りに動かないような、暖かくない時期もある日本の四季ですから、
 そんな時期になると、井戸水で手を温めてでも、ピアノの練習を続けるぐらい、
 ピアノを弾く事が好きだったそうです。
 いやぁ〜、懐かしいですねぇ〜。
(2008.11.22)

●誰やぁ〜。
●気づいたのが、本日の昼間だったのですが、
 昨日の11月16日の18時前後のあの音だったのでしょうかね。
◆フレッシュルームの出入り口近くのフェンスを壊し
 そのまま放置して逃げる事を選択した非常識な者は、
 いったいどこの誰なんでしょうかねぇ〜。
 壊れたフェンスの高い位置にまで、白っぽい色の塗料跡が、
 しっかりと残っているんですけどぉ〜。

★今後も残る文章なので、言葉を選んで書いていますが、感情の方は逆なんですからね。
 当然、血行の方は、おかげさまでさらに良好となっていますよ。
 誰かさんのおかげでね。
→次から次へと血行が良くなる体験話を思い出させてくれた、
 誰かさんへ、心を込めまして一言。
 【フェンスに襲われる悪夢でもいかがでしょうか】
(2008.11.17)

●なにげない思い出。
●今日は何の日かと思っていたら、日本初の幼稚園というものが、1876年・明治9年・11月16日の今日、
 現在のお茶の水大学付属、当時の東京女子師範学校付属幼稚園が東京・神田に開園した日だそうです。
 そこで思い出したのが、幼稚園と保育園に関して、自身が間違った認識をしていたという事に、
 20代半ばになってから、ようやく気づいた時の事なんです。
 気がつく以前というのは、年齢で保育園と幼稚園が分けられているのかと思っていたんですよね。

 イメージとしては、義務教育ではない(保育園→幼稚園)次いで義務教育の(小学校→中学校)
 といった順番があるのかと思っていたんです。
 20代半ばの頃、知り合いと小学校の前の時期の話をしていた時の事なのですが、
 その相手が、小学校の前には保育園へかよっていたというもので、
 自信満々に、勘ちがいをしていないかと指摘すると、見事な感じで指摘返しをくらってしまい、
 しっかりとご講義を受けてしまったわけなんです。

◆そう言えば、昨日は七五三だったようですが、このイベントに関しては体験話というものがないんですよね。
 特別こだわりというものはないのですが、身近な者の七五三に対するリアクションというものを見ていたら、
 女の子に関して言えば、写真の1枚ぐらいは有った方が、後々文句を言われずにすみそうな感じですよね。
(2008.11.16)

●予防接種に関連して。
●風邪と駐車
 一般的な風邪というもので、年に1回ぐらいは、近所の病院にお世話になってしまうのですが、
 幼稚園にかよっていたある時期までは、扁桃腺をよく腫らして高熱を出していたそうです。
 しかし、インフルエンザとは縁がないもので、自身の体験話というものは幸いな事にないんですよ。
 そこで、予防接種の注射に関して思い出す事があったもので、今回の題材にします。

 自身が予防接種で思い出す時期というのは、実施場所の室外の出入り口で、
 先に注射をすませたクラスの子と、待期中の別のクラスの子が擦れ違う度に、
 「痛かった・痛かった」と繰り返し聞きまくっている小学生の頃の光景なんです。
 聞いたからといって、特別どうなったわけでもないんですけどね。

 自身のクラスも最終組という事がなかったので、順番待ちをしているクラスの知り合いから、
 擦れ違う時に、当然注射の痛みがどうだったかを聞かれるわけなんです。
 我慢強さをアピールしたり、安心感というものを提供するような小学生ではなかったので、
 もちろん返答は1つ、「痛かったぁ〜」そして、知り合いの表情を見てニヤリ。

 くだらない事でもしながら、学校が終わり帰宅した当日だったでしょうか、
 母親の方から、自身の記憶にない乳児期の頃の、注射体験話というものを、
 何度か話の種にされてしまった事があったんです。
 だいたいの話というのは、予想ができるんじゃないでしょうかね。

 しかし、自身の場合は、少数派の話だったようでして、自身の姿にお医者さんも笑っていたようなんです。
 聞いた話によれば、お医者さんから注射の針先までを、初めから終わりまでにらみつけ、
 かなりの鈍感だったのか、それとも自身に痛みを与えるお医者さんに対して、
 文句でも言っていたのかは判りませんが、注射針を抜いた後になってから、
 なぜか一声出すといった感じだったようなんです。

 そう言えば、扁桃腺が腫れて高熱を出した時の記憶というものはないのですが、
 扁桃腺の摘出手術をした際に、口の中から別れを告げる扁桃腺を
 しっかり目をあけ見つめていた、幼稚園の頃の記憶というものはあるんです。
 これは、夏休みの終わり頃の話だったので、2009年8月のフレッシュルームコラムに
 とっておこうと思います。
(2008.11.12)

●ただの独り言。
●今回のテーマが決めきれないもので。
 前回の内容に関連し、悪知恵を活かすための努力というものを呆れるぐらい惜しまない連中に対する
 毒舌でもしようかと考えていたのですが、数日前だったですかね、早くも福岡県内の学校で、
 インフルエンザでの学級閉鎖があったようなので、それに関連した話の紹介にしようかとも思っていたんです。
 すると本日、目の前の筑陽学園がサッカーで福岡県の代表になったようですし、
 プロ野球・日本シリーズの最終戦も、先ほど始まったようですからね。
 月末のフレッシュルームコラムで紹介している黒猫チャチャの命日も、
 なんと、本日11月9日なんですよ。
 今回は、フレッシュルームコラムの掲載の間があきすぎるのもいけないかなぁ〜
 と思いまして、何を書こうか迷っているどうでもいい状況のまま、次回に繋げます。
(2008.11.09)

●カキで思い出す事。
●カキに関する思い出話。
 今の時期、カキと聞くとどちらを想像されるでしょうか。
 今回は、かなり以前に聞いた、果物の柿に関する小話を紹介します。
 当時80代ぐらいだったでしょうか、お名前を思い出せないのでAさんとしておきます。
 ちょっとばかり広い土地をお持ちだったようで、お住まいと敷地の前の道に
 少しばかり高低差があるような話をされてあったですね。
 実際にAさんのお住まいを見たわけではないので、正確な表現はできませんが、
 なんとなくイメージは出来るんじゃないでしょうか。

 自身が話を聞いた前日の事だったそうですが、業者さんに庭の手入れを任せていたそうなんです。
 そのAさんは、朝から用事があったらしく、出かける前に業者さんに軽い感じで、
 ・「柿は好きね」すると業者さんの返答は:「ものすごく好物です」
 ・「そうね、こげん柿があっても1人じゃ食べられんから、好きなだけ持っていきない」
 みたいな会話をして、Aさんは出かけたそうなんです。

 話を聞くと、Aさんのお住まいの敷地には、かなりの広範囲に柿木があるらしく
 業者さんがいる間は家を留守にするため、お茶の1つも出せないと思い、
 その代わりに柿でもどうだろうかと考えたとの事。
 その後、明るいうちに、用事をかたづけ帰宅したAさんの目の前には、
 どうにも信じられない光景が広がっていたそうなんです。
 先ずは、Aさんの言葉を1つご紹介。
 ・「好きなだけ持っていってよかよと、確かに言ったばってんさぁ〜」

 信じられない光景とは、ご想像どうりの事でして、
 Aさんの敷地にある、数本の渋柿以外を除いた全ての柿を
 業者が見事にお持ち帰りしたとの事。
 どう考えてもあの人数で、あの時間の間に全部取れるはずがないから、
 知り合いの専門業者でも呼んで、手伝わせたのだろうと言ってあったですね。
 「お茶の代わり程度に考えていたのに」と、常識の通じなかった相手に対して、
 呆れるAさんの愚痴というものを、しっかりと聞かされた事が思いだされます。
(2008.11.06)

●秋の空。
●芸術の秋
 芸術の秋に関連する話というのはあまりないのですが、この時期の芸術的な記憶としては、
 先日の11月3日まで行われていた、佐賀インターナショナルバルンフェスタですね。
 今までに数回ぐらいしか見には行ってないのですが、人が乗る熱気球の大きさや、その数の多さ、
 遠く高い位置を飛んでいるものから、自身の真上を低空で飛ぶものまで、様々な光景が思い出されます。

 しかし、このすばらしい光景を見れたのは、行き始めてから3回目以降の事なんですけどね。
 普通なら天候が理由だと思うでしょうが、自身の場合ちょっと違うんです。
 当時は、開催日が何日から何日までといった情報だけで会場に行っていたもので、
 イメージとしては、いつ行ってもたくさんのバルンが飛んでいると思っていたんです。

 まさか、一斉フライトの時間などが有ろうとは思いもせず、
 昼前に会場へ到着し、何の競技も行われていない会場をうろつき、
 そして、時間を持て余し、午後に行われる競技を知らないままに、
 愚痴でもこぼしながら帰宅した事を2回も繰り返してしまったんです。

 ある秋の事、知り合いとの会話の中で、佐賀バルンフェスタの話題になり、
 そこで、競技の行われる時間というものを知る事となり、行き始めてから3回目にして、
 漸く一斉フライトなるものを見る事が出来たわけなんです。

 いつだったでしょうか、競技用のバルンにタレントさんかアナウンサーか忘れましたが、
 同乗をしているといった番組を見た時、競技用のバルンに乗りたいといった自身の思いが
 簡単に失せましたね
 ようは、高度を急激に下げて、ポイントに近づいていくシーンというものがあったんです。
 絶叫マシンが苦手な者としては、競技用のバルンとは、
 間違いなく地上から見て楽しむ物のようですね。
(2008.11.04)

●ちょっとした出来事。
●11月が始まりましたね。
 数日前、久しぶりに太宰府天満宮と九州国立博物館へ行ってみたのですが、
 ちょっとだけですが、面白い出来事があったので、今回の題材にします。
 最初に博物館へ行き、天神さまを見学した後、時間もあったのでお参りでもしておこうかと、
 軽い感じで本殿へ行き、お参りの順番を待っていたんです。
 待っている間、後ろから見ていると、子供さんの入試が近いのだろうと思えるような感じで、
 かなり気合を入れて参拝をされている姿もちらほら見られる中、緊張感なくお参りしていた時の事なんです。

 隣で小さなお子さん連れの数人のグループがお参りされていたんですが、
 急に笑い声と共に「おいちゃんにお参りしちゃった」といった声が聞こえてきたんです。
 ついでに聞こえてきたのが「もう1回こっち向いてや〜」
 最初は何の事かと思っていたら、その小さなお子さんが正面ではなく、横にいた自分に向かって
 お参りをしていたらしいのです。
 目をつぶっていたもので、意味が判らないまま、「自分ですか」と確認をとると
 苦笑いをする小さなお子さんの関係者。

 言いかけた言葉は判りましたし、自分に気兼ねしている様子が伺えたので、
 思わず出た言葉が、天神さまにかってに成り代わり、無責任な一言。
 「願いは叶いますよ」すると、お子さんの関係者の笑い声で和む本殿。
 お参りのやりなおしを邪魔してはいけないと、足早にその場を離れたという、
 ちょっとした出来事がありました。
(2008.11.01)

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