2013年09月のコラム

黒猫チャチャとの思い出。(続編69)
◆8月後半に掲載した内容の続きになります。
●月夜の納涼。
・不思議とチャチャがらみの雪景色というものが印象に乏しい中、
 どんな感想だったんだか、どんな様子だったんだかで、
 庭に積もった雪の上を、家の者についてチョロチョロしてみてたようには聞いている、
 そんな初めての積雪遭遇時なんかでは、

 当然の初めての触感に、自然と弾む足取りというか、
 外から帰ってきた家の中なんかじゃぁ〜、
 ストーブに手や足をかざし暖を取ってそうというか、
 こたつの中で、手足にはぁ〜はぁ〜と息でもかけて温めてたり、
 なめたくってそうな光景というかで、

 そういやぁ〜トイレはどうしてたんやろかぁ〜、
 やっぱり積もった雪をここ掘れニャンニャンって事やったんかいなぁ〜といった、
 コンクリート上でのエアー砂かけでも連想させてくれる、
 こっちはこっちでこれまた涼しそうやなぁ〜ってな想像光景。

 唯一印象に残る、
 窓越しの雪景色をぼけぇ〜と眺めてる姿だとか、
 ホットカーペット上での、仰向き万歳足おっぴろげぇ〜、
 足の間じゃ尻尾も伸び伸び〜ってな、
 涼しいんだか温かいんだかの、室内から見かけてた窓越しの雪景色。

・そんなこんなで、
 あっちでコンコン、こっちでコンコン、何かを見つけちゃ飽きずに遊ぶ
 子猫は喜び、部屋駈けまわり、自分は疲れて横になる ってな、
 (続編6〜続編15)で紹介してみてた、
 名も無き黒い子猫と出会ってから数日後の夜の事でも触れ直してみますと、

・確か、午前12時を過ぎていた頃だったでしょうか。
 部屋の寝床でうとうとしてると、不意に聞こえてきた何かの音。
 何だろうと思い、聞き耳をたててみれば、
 かなり近いところから聞こえてくる感じの、子猫らしき鳴き声。

 2階の部屋だったものの、幼き黒猫の事もあったもんで、
 どこから聞こえてるのかが気になってしまい、電気を消したままで起き上がり、
 月明かりを頼りに、窓の外を覗いてみれば、
 2階の部屋の中を覗き込むように、網戸越しに子猫がひょっこり頭を出して、
 可愛らしい声で呼んでくれちゃってたという、

 「ねぇ〜来たよぉ〜、遊ぼうよ・部屋に入れてよ〜」、
 みたいな感じだったんじゃないでしょうか。
 思わず「えぇ〜下で寝とったっちゃないとね、よう上がりきったねぇ〜」などと、
 ちょっとビックリした感じで子猫に言葉をかけ、自然と抱きかかえてましたもんね。

 子猫が上って来た木というのが、数日前に誰かに捨てられ、放置されてたという、
 唯一、1階の屋根に接してた、勝手口前の緑の葉生い茂る落葉樹なわけでして、
 勝手口の蛇腹式網戸から飛び込んできてた際なんかには、

 塀の高さの枝から下りるにしてみても、やっとこどっこい、ズリ落ちるような感じで、
 苦労して下りてた様子を聞いてたもんですから、
 よう上る気になったもんやなぁ〜ってな具合で、

 上って来た木を下りる事がこの時点での子猫には、絶対に無理だろうと、
 抱き抱えた子猫を、そのまま屋ねには放置する事ができず、
 初めて2階の自分の部屋に、子猫をご招待してみちゃってたわけなんですよね。

 そんな子猫の様子を観察してみると、
 先ずは部屋の中をゆっくりと探っているような感じだったでしょうか。
 そして、安心したのか慣れてきたのか、少しづつ動きが活発になってきたんです。
 子猫からしてみりゃ、部屋の中に入れてもらった嬉しさもあったでしょうし、
 見る物すべてが珍しかったでしょうからね。

 飽きる事なく部屋の中を動き回り、次から次へ遊ぶ方法を探し出すもので、
 暫くは、楽しそうに遊ぶ姿を、ほのぼの気分で見ていましたが、
 ある程度の時間が過ぎ、眠気の方が強くなってきたもんで、
 「机の上には上がるなよぉ〜」と声をかけ、
 自由に遊ばせたまま、横になり眠りについたんです。

 そんな、子猫を部屋の中で自由に遊ばせている状況の中、背を向け横になり、
 目をつぶってうとうとしていたんですが、暫くすると、耳ざわりな音が。
 どうやら、子猫が部屋のどこからか、プラスチックらしき小物を見つけたようで、
 猫特有の遊びとでもいいましょうか、さらにテンションを上げての、
 ジャブ、ジャブ、フックを始めちゃったわけなんですよねぇ〜。

 夜中で、それも眠ろうとしている静かな部屋には、元々いろんな音が響くというのに、
 ましてや、プラスチックらしき小物を、床の上で転がされて奏でられる音というのは、
 自分が眠りにつくには、ちょっと耳ざわり過ぎだったもので、
 先ずは、子猫に対して軽い感じで声をかけてみたんです。

 「さっきから何を転がしようとね〜」
 「もうおそいっちゃから、そろそろねらんねぇ〜」
 背中を向け、横になったままの状態で話かけていたのですが、
 当然子猫には、言葉の意味など理解できるはずもないんですよね。

 見事な感じで、話かけているそばから、床の上を転がるプラスチックらしき小物の音、
 どうやら、ジャブ・ジャブ・フックをやめるつもりなど、全く頭にない様子。
 こちらの気も知らず、楽しそうに遊び続ける子猫が、なんと耳ざわりな事でしょうか。
 このままでは眠れないと、大きく溜め息をついてしまった自分。

 我慢の限界も近づき、だるい体を起こして、子猫の元へ行ってみれば、
 以前、床の上に落とし、放置していた鉛筆のキャップってのが、
 ジャブ、ジャブ、フック、の元凶だったみたいなんです。

 そこで、お楽しみ中ではあったんですが、
 こちらも全く遠慮せずに鉛筆のキャップを没収し、
 そして、この子猫がどのようにしたら、眠ってくれるのかを考える事に。

 子猫がこの家に捨てられてた日から、
 2階の部屋に上がって来るまでの、この数日間というのは、
 1階の濡縁に置いていた、ダンボール箱の中で夜を過ごしていたわけで、
 そのダンボール箱をこの部屋に持ってくれば、眠ってくれるのではないかと考え、
 一先ず試してみようかと、ドアの方へ歩きだしたんです。

 鉛筆のキャップを取り上げられ、少しテンションが下がりぎみの子猫に対し、
 ドアの前で、 言っても理解できないとは思いながらも、
 「すぐ戻ってくるから、おとなしくしとかなよ」みたいな感じの言葉をかけ、
 困ったちゃんを2階の部屋に残し、溜め息まじりに1階の濡縁へ。

・この時点で、確か軽く午前2時は過ぎていたんですよね。
 冷蔵庫や壁の時計の音が響く深夜、階段を下りる足音を響かせ、
 1階の濡縁の和室前で、当然、眠っている事と思ったので、
 遠慮した感じで・「ちょっとよかね〜」と声をかけると、
 案の定、不機嫌そうな感じで:「なんねぇ〜」との返答。

 あの子猫が2階に上がってきとるったい」と説明すると、
 「子猫〜、そこのダンボールの中で寝とろうが〜」と、
 説明が理解できていないようなご返答。

 「見てんね、おランや労が、今2階に上がってきとるっちゃけん」と確認を促すと、
 「あら、おらんごとなっとる、どこに行ったんやろうか」ってな寝ぼけ声。
 「だけん、2階にあがってきて鳴きよったけんが、俺の部屋に一先ず入れとったい」
 「2階〜、2階って、どこから上がったんやろうか〜」、
 「しらんよ〜、たぶん勝手口の所の木やないんかね〜」と説明すると、
 「上がりきったったいねぇ〜」とビックリしながらの笑い声。

 「まあぁ〜、上がってきとるから、上がれたんやろうねぇ〜」と相槌をうちながら、
 「でさぁ〜、いつまで経っても寝らんで遊びよるから、
  ダンボール箱があったら寝るんやないかと思ってね」、
 みたいな会話の遣り取りをした後、
 「入るよぉ〜」と、和室に入り、網戸を開け濡縁にあるダンボール箱を抱え、
 そして、子猫が何をしているのかわからない、2階の部屋へ急ぐ事に。

 階段を上がり、自身の部屋のドアをあけてみれば、
 月明かりの中、視線の先には、こちらを見上げている子猫の姿があったわけで、
 一先ず、ほっとしながら部屋に入り、自身が寝ているマットの近くの床に、
 1階の濡縁と同様な感じでダンボール箱を置き、
 子猫を抱え「ここで寝なさい」みたいな言葉をかけ、
 かなり強引な感じではありましたが、ダンボール箱に突っ込み、
 少しばかり撫でた後、自身も横になり眠りについてたでしょうか。

 部屋の中には、気になる音も響かなくなったもので、この困ったちゃんである子猫も、
 こちらが言っている意味を理解してくれたのだろうと、
 何気ないアイデアに自己満足し、
 少しばかり気分を良くして夢の入り口へと向かい始めたんです。
 すると、どこからともなく聞こえだした、例のジャブ・ジャブ・フックの音。

 最初は夢か現実か判らない状況の中、何気なく目をあけてみた所、
 なおも響き続ける遠慮なき現実の音。
 間違いなく夢ではない事を理解しながらも、
 一先ず子猫がいるはずのない、そのダンボール箱に視線がいく事に。

 まあ、この瞬間にもお楽しみ中と思える耳ざわりな音が、
 見事な感じで響いていたわけですから、
 当然このダンボール箱の中に、子猫の姿はなかったわけで
 やはり遊ぶ気満々の子猫の前には「眠りなさい」と言った所で、
 到底無理な注文でしたね。
 それから視線は、気まぐれ時刻に設定された、動き回るアラーム子猫の音源へ。

 まぁ〜何というかで、
 おもちゃのチャチャチャ 子猫のチャチャチャ チャチャチャ黒猫の チャッチャ、
 ってな、
 何が楽しいんだか判りませんが、子猫の鼻唄までもが聞こえてきそうなこの状況。

 考えてみれば、部屋にはガラクタや小物が放置された、
 戸の無い低い棚があるわけでして、
 新たな小物がたくさん転がる、宝の山を目の前に、
 眠ってなんかいられないといった所でしょうかね。

 「やれやれ」といった感じで体を起こし、
 アラーム音を止めるべく、夢中で遊ぶ子猫の元へ。
 「今度は何を転がしようとね」と
 溜め息混じりに言葉をかけ、子猫の元へ行ってみれば、
 こちらを一瞬見上げるものの「え〜何か言いましたぁ〜」といわんばかりの表情で
 飽きる事なく小物を転がし、部屋の中を走り回ってくれる事に。

 音の現況が何かと思い、近づいて見れば、壊れたプラモデルの小さなパーツ。
 「よう見つけるねぇ〜」と感心しながらも、
 有無を言わさず遊び道具をさっさと取り上げ、
 気まぐれ時刻の設定を、朝の起床時刻へと変更すべく、どうしたものか考える事に。

 一先ずは、困ったちゃんを抱き抱え、こちらの事情を説明するも、
 見上げる顔は、キョトンとしたまま。
 眠らせるアイデアが何も浮かばず、とにかく眠ってくれと撫でるばかり。

 「何を言っているのか判りません」みたいな感じの表情でしたが、
 とりあえずはダンボール箱に子猫を入れて、
 寝床の中からこちらの事情を繰り返し聞かせ、願いをこめて撫でてたんですよね。

 しかし、撫でてばかりでは、眠りたい本人が眠れないもので、
 自然と撫でる手の動きも止まってしまい、ダンボールの中から手を引っ込めて、
 今度こそはと、気合を入れて目をつぶったんです。

 疲労感たっぷりで、とにかく眠りたいこの状況でも、
 困った事に耳の方は冴えてしまい、なかなか夢の中へと行けない状況。
 何気なく目をあけ、ダンボール箱に視線が行くと、
 残念ながら、願掛け適わずお留守なもので、
 寝床の中から周囲を見渡し、外出先の捜索へ。

 夜遊びへと出かけたお隣さんの、お出かけ先がどこかと思えば、小物が転がる宝の山。
 ルンルン気分でどれにしようか迷っている様子を、放置はできぬと体を起こし、
 音を響かせる前に連行するも、
 「昼寝の方はバッチリですから」と眠る気などないパッチリお目目に
 響き始めたジョーズのメロディー。

 部屋の中へ招待した時には、何ら気にする事がなかった子猫の行動でしたが、
 眠りたくても眠れないこの状況に、
 とにかく今は、寝床で朝までおとなしく眠ってくれないかと、
 理性を保ちながら願うばかり。

 これまでは、自身の眠りに就く癖もあり、
 ダンボール箱に背を向けた状態で眠っていたのですが、
 今度ばかりは、自然と体の向きを変え、
 子猫の寝床の方を向いて眠りに就いたんですよね。

 当然監視をしてみようと思ったからなのですが、
 撫でる手をダンボール箱から引っ込めてたらば、そんなに時間が経たないうちに、
 宝の山へとお出かけしようと寝床をお留守にする始末。

 寝床を離れて夜遊びへと出かける子猫に対し、
 アレルギー反応を示してしまう自身の感情。
 反射的に体を起こし、お出かけ途中の困ったちゃんを、寝床に戻れとすぐさま補導。
 子猫にしてみれば、夜中であろうが自分だけで遊んでいる感覚なわけですから、
 なにゆえ、夜遊びを邪魔されるのかが判らないといった所なのでしょうね。

 困ったちゃんの外出とその度の補導というのを繰り返していた所、
 どうやら、子猫なりに閃くものがあったようで、
 こちらの方へ出ることが補導されてしまう原因だと思ったらしく、
 そこで、ちょっと捻りを見せた解決策が、
 寝床を反対側に出て、夜遊びへとお出かけした事。

 溜め息混じりに笑いながら、思わず出た言葉が「ちがぁ〜う、そっちもだめってぇ〜」
 どうやって遊ぶかを、子猫なりに考えた結果の行動でしょうが、残念ながら再び補導。
 いかに遊ぶかを考えている子猫に対し、
 こちらは、いかに寝かせつけるかを考えるといった、
 どうにも噛み合わない状況に、余裕がなくなりつつある自身の感情。

 お互いの願いが適わないという点では、同条件の我慢比べ大会でしたが、
 ゲームを優位に進めていたのは、とぼけた表情の一途な子猫。
 眠る気などなく、取り付かれたかの様に夢中で遊ぼうとする子猫の姿に、
 忍耐尽き果て、ついにこの我慢比べ大会の降参を宣言。

 「何時とおもっとるんか、お前は〜・寝らんなら出とけぇ〜」
 子猫を抱え上げた今回の行き先とは、網戸の向こうの屋根の上。
 降参を宣言する前の補導先にしていた、寝床のダンボール箱を通り過ぎ、
 月明かりが差し込む網戸を開けて、室外退去を一先ず実行。

 子猫が征する事となってた、睡眠と遊びを賭けての深夜の我慢比べ大会でしたが、
 しかしながら、降参宣言と同時に実行された、勝者の子猫の室外退去。
 網戸の外からは、部屋へ入れてくれといった、子猫のアピールもないもので、
 ようやく眠れると横になっても、どうにも気になってしまう子猫の様子。
 1分と経たずに体を起こし、網戸の前へと行ってしまう事に。

 まあ、こちらの心配どこへやらで、屋根の上を走り回っているようであれば、
 何も気にせず朝までほうっておくかと、外の方を網戸越しに覗いて見た所、
 困ったチャンの遊んでいる気配というものが、全く感じられずに静かなもので、
 網戸を前に、自然と想像をふくらませてしまう、室外退去後の子猫の様子。

 結局の所、網戸越しには、子猫の姿というものが確認できずにいたものですから、
 月明かりに照らされる屋根の上を見渡そうと、網戸をそっと開け、
 窓枠に手をつくと、少しばかり心配しつつ、先ずは、頭だけをちょっと出し、
 そして、キョロキョロと覗き込む事から始めた、困ったちゃんの捜索活動。

 続いて、窓枠から上半身を乗り出すと同時に、自然と視線は遠くへ注がれ、
 右へ左へ首を振り、どこだ・どこだと、ざっと見渡してみたんですよね。
 ところが、この場所から見える範囲の屋根の上には、子猫の姿は見つけられず、
 次に移った視線先とは、1階屋根と唯一接する、目の前の名前を知らない落葉樹。

 子猫が上って来たと考えられる、勝手口前の、緑の葉が生い茂る落葉樹でしたが、
 耳をすまし、じっと目をこらして見てみるも、子猫の姿は確認できずにいたもので、
 ここからは見えない、反対側の屋根の方で遊んでいるのかとも考えながら、
 視線を何気に真下に落とし、ふと左側の壁沿いを見た所、
 上半身を乗り出して手を伸ばせば届く所に、見事にへこんだ子猫の姿が。

 真夏の深夜に、燦燦と降り注ぐ月の光の中、少しばかりの心配と共に開始された、
 子猫の捜索活動は、10数秒程で無事に終了を迎えられてたわけですが、
 この時ばかりは、降参宣言どこへやらで、一安心といった感じでしたね。

・そこで、捜索活動終了直後の、
 子猫のへこみ具合というものがどんな感じだったか説明してみると、
 不断はしゃきっと立てている耳なんですが、
 心境を表すかのように、見事な感じでお辞儀させ、
 声も出せずに立ち尽くし、
 泣きそうな顔でじっとこちらを見ている状態だったわけなんですよねぇ〜。
 自然な流れでしたが、へこむ子猫に手招きしながら、
 「こっちへおいで」と声をかけてましたもんね。

 ところが、我慢比べ大会の降参宣言というのが、余りに刺激的だったようでして、
 「ほら・おいで〜」と、何度呼んでも、全く動けずにいる子猫の姿。
 そこで、静かな口調で語りかけながら、窓枠から上半身を乗り出して手を伸ばし、
 再び子猫を室内へとご案内する事に。

 自然な流れで、困ったちゃんを再び部屋の中へとご招待してはみたものの、
 潤ませたお目目と、お辞儀させたお耳で、心境をアピールしてくる困ったちゃん。
 見事に続ける反省アピールに、ただただ睡眠時間を削っての返答でしたね。

 とにかく、こちらにまで反省を促すような、困ったちゃんのへこみ具合に感化されて、
 ご機嫌を取らねばと、抱きかかえたまま釈明というものを繰り返し、
 ひたすら撫で撫で。
 しかしながら、朝日が昇るまで睡眠を削り、あやし続ける余裕などはなかったもので、
 こっちの独断ではありましたが、頃合を計ってそれぞれの寝床へ。

 一先ず夢の中へと向かうべく、子猫に背を向け目を閉じていた所、
 いきなり耳元に感じた何らかの気配に、夢の中へは入りそこねて、
 さらには、微妙に触れる感覚と共に、突然響き始めた不思議なメロディー。
 そうです、この感覚の正体とは、まだまだ眠る気などない困ったちゃん。

 どうやら背を向け横になってたその背後から枕に上がり込み、
 頭の後方から耳元に顔を近づけ、咽を鳴らしているような感じでしたが、
 当時は、意味の判らない行動に、何が始まったのかと、寝たふりでもしていたんです。
 ところが丑満時の耳元で、咽を鳴らすといった、意味の判らない攻撃を続けられると、
 不思議と気味が悪くなってしまい、今度は、こちらの方が固まってしまう事に。

 とにかく、怪談話でも聞いた時のような、
 ぞっとする感覚にまで襲われていたのですが、
 この時に恐怖した不思議なサウンドの意味というものを、偶然に知る事となったのは、
 確かこの黒猫のチャチャとお別れした日から、10年ぐらい経ってからの事でして、

 簡単に紹介してみますと、ある動物の赤ちゃんが、タレントさんの腕の中に抱かれ、
 なんとなく聞き覚えのあるサウンドというものを、静かに響かせてたという、
 聞けば、あやしているタレントさんに、甘えている事を示すサウンドとの説明でして、
 その説明を聞いた瞬間、この真夏の深夜の事を思い出し、吹き出してしまう事に。
 なにせ、甘えている事をアピールしている子猫に恐怖して固まってるわけですからね。

 この時に終わる事なく響き続けた、高いんだか低いんだかといった、
 喉を鳴らす音と、睡眠妨害というものは、
 初めて子猫が2階に上がってきた、この真夏の深夜の1回限りの事だったのですが、
 だいたいからして、丑満時に、人の耳元で響かせるような音じゃぁ〜ないですよね。

★当時を思い出し、あの世のチャチャへ今更ですが一言。
→紛らわしい時間帯に、ややこしい音を聞かせよって〜、
 まじで、びびってしまったんだぞ、チャチャー〜ってな具合でして、

 例えるならば、子猫から不気味な子守歌をプレゼントされてたとでも言いましょうか、
 ようは、眠る気などない困ったちゃんが、相手してよと、人の耳をマイク代わりに、
 怪談話のような喉自慢大会を、一方的な感じで、始めてしまったわけなんです。

 よもや、甘えている事をアピールしていたとは思わなかったもので、
 とにかく、いつまでも遊び相手はしてられないと、眠ったふりで応戦するも、
 終わる事なく続けられる、意味の判らない喉自慢大会というものは、
 全くもって不思議なもので、少し前の出来事や、時間帯も手伝ってか
 段々と不気味な感覚へと変化していく事となり、

 子猫に何かが取り付いてしまったんじゃないかというような怪談話的恐怖感やら、
 猛獣に狙われ、今にも狩られてしまうんじゃないかというような恐怖感やらで、
 面白い事に、鳥肌ものの恐ろしさというものを、勝手に味わってしまったですもんね。

 とにもかくにも、静かな喉自慢大会という形で、
 精一杯甘えている事を、こちらに伝えていたのでしょうが、
 不思議と頭の中では、子猫が目を吊上げ、
 不気味な子守歌を熱唱している映像しか思い浮かばず、
 子猫が甘える程に、こちらは恐怖するといった、
 なんとも滑稽な現象が起こってしまい、
 情けない事に、眠るに眠れない状況となってしまってたんですよねぇ〜。

 そんな感じだったもんですから、
 丑満時に続けられる喉自慢大会を、眠ったふりでやり過ごす事の限界を迎え、
 一先ずマイク代わりとなっている自身の耳から、子猫の顔を遠ざけようと、
 へたな寝たふり演技を解除する事に。

 そこで、平常心を装いつつ声をかけて、優しく撫でながら子猫を離し、
 恐る恐るその顔を覗いて見た所、当然といった感じの、
 怪談話などとは程遠い、何とも表現に困ってしまうような、暢気な表情でのご返答。

 言うなれば、どう見ても、眠たそうな感じの顔には見えなかったというようなわけで、
 鳥肌ものの恐怖感からは解放されるも、
 その顔を見ていると、別の意味で、頼むから勘弁してくれよといった現実がそこに。
 ようは、困ったちゃんから、
 オールナイトを宣言されてしまってたようなものなんですよね。

 そこで、テンションを上げさせまいと、
 横になったまま体の向きを変えて、静かに説得を実行するも、
 撫でる手を離せば、見事な感じで願かけ適わず、「遊んでくるね」と、そばから離れ、
 再び、鼻唄までもが聞こえてきそうな、
 記憶に新しい光景を無理やり観賞させられる事に。
 そして、ついに迎えた、この我慢比べ大会のお手上げ宣言。(ギブ・アッ・プ〜)

・月の光り降り注ぐ→真夏の深夜に繰り広げられてた、
 我慢比べ大会の何度かの降参を、ちょっとだけ振り返ってみますと、

 先ずは、はしゃぎ続ける子猫に対して、アレルギー反応が起きてしまい、
 一喝と同時に1階屋根へと室外退去。

 ところが、気になるもので様子を覗くと、見事にへこむ子猫を発見してしまい、
 再び室内へとご案内。

 そこで、暫くあやし、眠りに就いた所、自身の耳をマイク代わりに熱唱してきた、
 子猫の不気味な子守歌。

 喉自慢大会を、無理やり耳元で聞かされ、
 恐怖のあまり眠った振りが続けられなくなってしまった丑満時。

 冷静さを装い、眠った振りを解除して、恐る恐る子猫の顔を覗き込めば、
 キョトンとした表情でのご返答。

 一先ずほっとするも、その表情に感じる勘弁してくれよといった現実、
 困ったちゃんのオールナイト宣言。

 撫でる手を離せば、宣言通りにはしゃぎ出す子猫の姿に、
 天井を仰ぎ、こちらも負けずにお手上げ宣言。

 自然と溜め息が出る中、だるい体を起こすと頭に浮かんできた解決策というのが、
 1階屋根以外の室外退去。

 そこで、子猫をへこまさずに、
 自身も安心して眠れる手段というものが、何かないものかと考えてみた所、
 ふと気がついた単純な結論というのが、この数日間の子猫の寝床である、
 家の者が眠る1階の和室の濡縁。

 そうなんです、ようは、1階で眠ってる方へ、
 この困ったちゃんをバトンタッチする事。
 早速、暢気に遊んでいる子猫を左手に、ダンボール箱を右手に抱え上げ、
 濡縁目指し移動を開始。

 子猫がどんな表情をしてたかなんては判りませんが、
 2階の部屋のドアを開けて、階段を下りると、
 再び濡れ縁のある和室の前へと行き、
 お手上げモードを醸し出しつつ、バトンタッチを伝えたんです。

 すると、偶然にも夢の中ではなかったようで、
 反応よく笑い出し、押し付け交渉も難無く成立。

 和室へと入ると、笑いながらくつろぐ姿でも横目に、
 濡縁の前の網戸を開けてしゃがみ込み、先ずは今までと同様に、
 寝床のダンボール箱の内側が網戸越しに見えるように配置。

 続いて、この深夜の睡眠妨害の現況である、左手に抱えた困ったちゃんを、
 寝床へと収容すると、キョトンとした表情に願いを込めて、
 撫で撫でしながらの静かな説得タイム。

 「もう〜今度2階に上がって来ても入れてやらんよ〜・よかね〜、判ったね〜」
 などなど。
 まるで意味など判っていない表情の子猫から、撫でる手を離して網戸を閉じると、
 自身も寝床へと戻り、窓の外が気になりつつも横になってみれば、
 一瞬のうちに、起床を知らせるアラームが響き出す事に。

 大きな欠伸と共に体を起こせば、動き回るアラーム子猫でもよぎる事となり、
 まぶしさに更に目を細めつつ、朝日に照らされる1階屋根を、ざっと見渡し
 「おらんごたぁねぇ〜」と、
 朝食ついでに確認してみようかと、一先ず1階へ下りてみると、
 挨拶代わりに交わした言葉というのが、当然の如く子猫の様子。

 いざ聞いてみれば、少しばかりチョロチョロとしてたようではあるのですが、
 騒ぐ事もなく 寝床に落ち着き、意外にも静かだったらしく、
 更には、今も寝床の中でモジモジとしているとの話に、
 濡縁を覗いてみりゃぁ〜、見事なおとぼけモードだったもんですから、

 「あれだけはしゃげばねぇ〜」と、笑いっぱなでも咲かせ、
 眠気に細める目を再び細めさせられちゃってたという、
 おぼろげなチャチャがらみの雪景色から連想しちゃってた、
 月の光り降り注ぐ真夏の深夜の、納涼話だったわけなんですけどねぇ〜。
(2013.09.28)

●ポリポリもじもじ。
◆あちゃちゃぁ〜。
・パソコンってものに初めて触れてたのが高校に入ってからだったか、
 利き手の人差指しか使えず、ブラインドタッチなんてありえんわぁ〜と、
 キーボードを凝視してた光景がふとよぎる、
 耳にしても久しい、キーボードの汚れっぷり。

 ウエッティーな物で拭いてたからかでの違和感やら、
 時頼耳にしちゃってた、何かを取ろうと体を捻り、
 飲みかけのコップへの戻り様の肘鉄で、
 ノートパソコンを潤しちゃってのご愁傷様。

・そんなこんなで、新たな職場に移って間もない頃だったですねぇ〜、
 ホットパックの水槽の掃除兼、水の入れ替えってな具合で、
 改めて聞くまでもない注意事項でも軽く聞き流し
 そんじゃぁ〜このあいだに別の所でも掃除するかぁ〜と

 1回は水槽内を覗いてたものの、ふと気づけば
 くれぐれもといった注意事項を早々に破っての二度手間というかで
 立派な板張りの床を一部浸しちゃっての、
 「どうもすいません」ってな事にもなっちゃってたんでしたよねぇ〜。
(2013.09.26)

●秋分の郷愁。
◆いつぞやのしっくり。
・この時期の太宰府といえば、榎寺[榎社]への通り道のそばというお土地柄、
 五行の鐘・太鼓の音や竹の曲の音色も響く、
 神幸式大祭での、お下りの儀、お上りの儀。

・懐かしき住い話にでも偶然浸る事となり、
 掘り起こされるそれぞれの当時を改めてなぞりつつ、
 一先ず知った者が愛用してたという、万年筆話でも再び触れてみちゃいますと、

 ある業者との打ち合わせ後に、その愛用の万年筆が見当たらないと、
 打ち合わせ場所となってた家の中を、少しばかり捜してみてたものの、
 結局の所は、「あらぁ〜どこにおいたかいなぁ〜」といった感じで見付からず

 「高級品てわけじゃないんだけど、つかい心地が良かったのになぁ〜」と、
 ちょっぴり残念がってあったというようなわけでして、

 それから、、数日後だったのか、別の機会だったのかは忘れちゃいましたが、
 その業者のその者と、再び打ち合わせをする機会があり、
 打ち合わせを終えたその知った者が、自分たちの前に来て苦笑い。

 なんと対面してたその業者の者が、胸ポッケから自然な感じで手に取り、
 何気に目の前で使い始めてくれちゃってたのが、見覚えのあるその万年筆。

・間違いはないとは思いながらも、本題の打ち合わせ真っ最中に、
 なかなか言うに言えないままに、その打ち合わせが終了しちゃってたみたいでして、
 本題の内容どこえやらで、万年筆の方に、思わず意識がいっちゃってたらしい、
 そんな流れでの、自分達の前に来ての、苦笑いだったそうなんですよね。

 そして、「まぁ〜高いもんじゃなかったから、まぁ〜いいかぁ〜」だとか、
 「名前を書いてるわけでもないしねぇ〜」だとか、
 「いやぁ〜しかしビックリしたなぁ〜」だとか、
 「おそらくあの人もつかい心地が良かったんやろうねぇ〜」と言った事なんかを、
 当人が苦笑い交じりに、笑い話にしちゃってたというような話なんですけどねぇ〜。
(2013.09.23)

●お昼寝ショー。
◆懐かしきお寝惚け。
・どこかで触れてたよなぁ〜、どんなふうに紹介してたっけかなぁ〜、
 あれぇ〜いつ頃掲載してたっけぇ〜と、見事に把握できなくなっちゃってる、
 まあ〜いいやぁ〜ってな、お寝惚け連想。

・夕日と朝日の勘違いどたばたやら、
 授業中のビックリ夢に声は出ちゃうは足を打ち据えちゃうやら、
 バイトがばれちゃってたらしい、先生への「店長〜」だったり、
 「お母さん」ってな、顔を火照らす、小学生に成りたての子。

・そんなこんなで、寝室と勘違いされての、
 「あぁ〜そうやったぁ〜」ってな苦笑いへ、
 握手したらビックリするやろなぁ〜といった具合で、
 「なんば探し酔ったですかぁ〜」とニタニタってな、
 幾度か遭遇してたという、治療室のベッド上での、腕を伸ばしての手探り。

・いつだったか、そんな光景でもふとよぎっちゃってたという、
 自身も自宅のどこかでだったりやら、
 何気に反対向きやらで昼寝でもしてたらば、

 あれぇ〜何も触れんぞぉ〜やら、
 目覚め慣れてない視点に
、どこだここは〜ってな事になっちゃってましたもんねぇ〜。
(2013.09.21)

●名月の月見。
◆まぶしき味覚。
 お呼ばれした格好で、お上品にいざ声に出していたメニューというものが、
 食べた事があるといった、庶民的なメニューばかりに、
 夢だったんなら、食べた事がないような高級食材でも注文しときゃぁよかったぁ〜、
 ってな、いつぞやの寝惚けまなこでの夢でも懐かしみつつ、

 90代のその方のお母様に会いに行く度に、必ず言われてしまってたらしい、
 「あらぁ〜あんた、そりゃぁいつ生まれるとねぇ〜」
 「なーん言いよっとねぇ〜・あたしゃ70を超え取るとばい」
 「あらぁ〜もうそげんなるとなぁ〜」、
 「あんたは今、幾つなぁ〜」、「50ぐらいやったかなぁ〜」だったらしい事だとか

 食事で蜜柑が出た時に、食べた後のその蜜柑の皮を、蜜柑パックと称して、
 セロハンテープで広いおでこに貼り付けて、周囲の人たちに笑みを零させてあった、
 ご高齢のおばあちゃまとかもおられれば、

 思わず苦笑いってな、
 帰って来たよっぱらいを繰り返し聞きながら
 窓の景色を眺めてあったおじいちゃまやら、

 女性看護師をからかってばかりいたように聞く、
 わざわざ帽子のてっぺんを風通し良くして、地肌を覗かせ、
 男性職員につっこまれてあったという、

 ここ数日のまぶしき月明かりやら、
 中秋の名月を明日に控えふとよぎっちゃってた
 愛されてあった方々なんですけどねぇ〜。
(2013.09.18)

●飛び交う数字。
◆日記がてらに取りあえず。
・43年連続で更新という、前年からは3021人増とも聞く、
 女性が9割近くを占め87.5%らしい、
 54397人の、100歳越えの方々。

・関係者のプレッシャーやら、現地の願いは感じる中、
 「弁当の方はまた売れるねぇ〜」だったという、
 1度はどこかで何かしらの臨場感を味わってもみたい、
 新型国産ロケット、イプシロンも
 前日の14日の14時に、無事打ち上げられてたようですし

 鉄腕アトムのメロディーだとか、ある和裁洋裁職人さんの、
 「あの人はきっちりしてた」と当時を懐かしんでた顔の事もふとよぎる、
 一昨日の13日には、楽天 田中投手の、
 通算25連勝〜開幕21連勝〜 ってのも伝えられてた中、

 ヤクルトのバレンティン外野手が、49年ぶりの記録更新となる56号、
 そして、アジア新記録ともなる57号のホームランを立て続けに放ってた事なんかが、
 台風18号が接近しつつあるこの15日に伝えられてきてましたねぇ〜。
(2013.09.15)

●いつぞやの夜更かし。
◆おはじき行列連想。
・おぉ〜今回は行こうと思えば行けるなぁ〜と、
 放生会のおはじき行列参加でも誘っちゃぁ〜みてたものの、
 最寄駅からの始発じゃぁ〜どうにもならなさそうな話に、
 「そこまでの気合はないなぁ〜」と眠気も見事に勝り、そんじゃぁ〜と、
 普段通りの就寝と起床を迎え、中継に耳でも傾けてたらば、

 一晩越しどころではないような1番乗りの人の話やら
 「何時には定員一杯ってかぁ〜」ってな話に、
 気合が違うねぇ〜と苦笑いでも浮かべ、二度寝入りでもしちゃってたという、
 そんなこんなでの以前触れてた、20代半ば頃での、
 誘われ夜更かし話でも懐かしんでみちゃえば、

 ある週末の帰宅時のバス停での事、
 ピッチだったか、携帯電話だったかは、覚えちゃぁいませんが、
 ベル音が鳴ったもので出てみると
 知った者からの、「今、どこら辺です〜?」といった質問の電話。

・そこで、「どこどこのバス停やけど」、
 「あぁ〜よかったぁ〜、今、コスモスがある(何々)ビールの所で、
  懐かしい人たちと飲みよっちゃけど、来ません」、
 「あぁ〜なんかレストランみたいな所が出来たとか言い寄った所ねぇ〜、
  懐かしいって誰ぇ〜」。

・そんなこんなで、取りあえず顔をだす事にしてみると、
 「どこどこのバス停に着いたら連絡してぇ〜、誰々さんが車で迎えに行くからぁ〜」、
 との事だったもので、当時の最寄のバス停を通り過ぎ、
 すっかりと日が暮れてしまったそのバス停から、いざ電話をかけてみると、
 なんと圏外。

・そして、何度かけてもつながらない状況に、
 「食べよる席でかけてきたっちゃないんかい、めんどくさいねぇ〜、
  帰っちゃろうかいなぁ〜」といった感じになってた所に、
 こちらの電池残量があやしくなっちゃってたというようなわけでして、

 「あれぇ〜レストランの名前って、何やったっけぇ〜」と、
 渋渋、近くの公衆電話で、そのビール工場の電話番号でも調べ、
 使いきっちゃってたテレホンカードに、「そうだったぁ〜」と、
 自身の財布の小銭を覗いてみれば、
 数枚の100円玉と、1枚しかなかった10円玉。

・10円玉じゃ、呼び出してもらっている間に、切れてしまうかもしれないと思い、
 100円玉を使ってかけてみると、ビール工場内の事務所みたいな所につながり
 ちょっとした説明をしてみれば、新たな番号を伝えられちゃってたという、

 そんなわけで、とにかく、100円玉を使っちゃってたこちらとしては、
 なんとかこのまま電話をつないでもらえないかと、ちょっとねばってはみたものの、
 電話に出られてた方も、どうしようもなかったようで、
 結局の所は、また100円玉を使うはめになっちゃってたというような話でして、

 とにもかくにも連絡がつき、その時の運転手役の1人になってたある知った人が、
 自分が待つバス停に姿を見せ、その飲食店へと案内してもらうと、
 先ずは1人だけ、なんだかんだ言いながら笑ってごまかしてた、
 電話をかけてきていた、お調子者でも軽く小突いて、
 そのお食事会に途中参加してたというようなわけなんですよね。

・まぁ〜当然と言った感じで、ほとんどの人がお腹一杯といった状況だったわけでして、
 取りあえず、なんだかんだで会話や食事を楽しむと、
 この後はボーリングでもしようかといった話になり、
 チョイスされてたボーリング場ってのが、何と再び、最寄のバス停を通り過ぎ、
 電話をもらってたバス停をも通り過ぎるといった、
 この場所からなんでそこを選ぶかなぁ〜といった、あるボーリング場。

・そして、そのボーリング場へと到着すると、
 ちょっと人数が中途半端といった事で、この近辺に誰かいないか、といった話になり、
 久しぶりに会った人の中の1人が口に出してた、女性の同僚さんの名字と住まいが、
 ふと浮かんだ自身の職場の先輩の奥さんだという事を偶然知り、
 自身の名前まで使われ、2人共共参加させられちゃってたという

 そんなわけでして、次の日が仕事だった、電話をかけてきてた者や自分、
 新たに電話で呼び出されちゃってた職場の先輩なんかが、
 その日の昼食後の睡魔に見事におちょくられ、

 度々立ち寝なるものをご披露し、
 それぞれの同僚さんたちから、くすくすと笑われちゃってたというような展開となり、
 ほとんど寝ない状態で、仕事はするもんじゃないなぁ〜といった事なんかを、
 しみじみ味わうはめになっちゃってたんでしたよねぇ〜。
(2013.09.12)

●時代の実り。
◆屋外とカラーテレビ。
・世間じゃぁ〜学校の体育祭シーズンって事でいいんでしょうか、
 耳にしてた、団塊の世代の部活対抗リレーってのによれば、
 水泳部は泳ぐ真似をしながらと言ってあったかで、
 球技系は、それぞれのボールで、それぞれのパスやらキャッチボールをしながら、
 体操系は、側転だったか前転バク転だったか、

 剣道部は素振りをしながら、
 柔道部は畳持参での背負い投げ、
 そして陸上部は、後ろ向きでのむちゃくちゃな周回数といった具合で、
 それぞれのユニホームで、それぞれに異なる周回数で競ってたらしい、
 盛り上がってたらしい話を聞くと、「ビデオに残ってればねぇ〜」だったという、

 「えぇ〜東京オリンピックって秋やったわけぇ〜」、
 「そうよぉ〜、あれでテレビが売れたもんねぇ〜」、
 「今度はどうかねぇ〜」、「ちょうど買い替え時期とかになるっちゃないとぉ〜」
 「っにしても、天気はどげんやろねぇ〜」ってな感じで、

 「体育の日ってのは、家でオリンピックをテレビで見るように〜って、
  全校生徒が休みになって祭日になったのが、10月10日よぉ〜」
 などなどがふとよぎっちゃってる、

 特に屋外競技なんてのはスポーツ日和に恵まれてほしいもんですよねぇ〜、
 ってな、誰もが頭をよぎってたであろう、
 7年後の開催予定日といったところなんですけどねぇ〜。
(2013.09.10)

●日記がてらに取りあえず。
◆五輪の旗はためく。
・前日やら今朝やらと
 起床時に「そうだそうだ〜」とリモコン握っての、
 そっかそっかぁ〜ってな、さぁ〜て朝食と起き上がってみれば、

 寝惚けまなこでの一言目ってのが、
 前日は、「東京に決まったごたるねぇ〜」やら、
 今朝は、「レスリングに決まったごたるねぇ」だったという、

 どんな構想が描かれてるんだかで、
 覗いてもみたいような〜、楽しみにも取っておきたいような〜ってな、
 2020年の、東京夏季 オリンピック パラリンピック。

・1964年以来の、56年ぶりかぁ〜などなど、
 前日、一通りの関連記事やらに満腹させられつつ、
 ガムでも噛みしめてたらば、歯の詰め物にもはしゃがれての、ポロリってな具合で、
 久々の歯医者さんってな事にもなっちゃいましたけどね。
(2013.09.09)

●黒猫のチャーコ。
◆チャチャモップ。
 一先ず連想ってな具合での(続編21〜続編22)ってなわけでして、
 チャチャが雨に濡れて帰って来た時や、よごれて帰って来た時などに、
 体拭き専用として使ってた、
 黒色の油性サインペンでチャチャと書かれた、
 チャチャタオルを使っての遊びだったわけで、

 庭で使っていた軟式ボールというのが、室内では使いにくかったもんですから、
 取りあえず、その軟式ボールの代わりの遊びになるかなぁ〜、みたいな感じで、
 ある時、たまたま手元にあったチャチャタオルを、暇つぶしといった感じで、
 幼かったチャチャの目の前で、おちょくるように声をかけながら、
 クネクネと畳の上ではわせてたのが、
 この遊びのそもそもの始まりだったでしょうか。

・どうやらネコ科のトレーニングモードらしきものに、
 何かしらの刺激というものを与えたみたいで
 チャチャがその場に静かに伏せると、その動くチャチャタオルをじっと見つめながら、
 いつ飛び付こうかみたいな感じで、お尻を左右に微妙に振りながら、「いくわよぉ〜・いくわよぉ〜」と、
 小さなステップらしきものを踏み始めたんですよね。

・まあ〜チャチャが、何をもって飛び付くタイミングとしていたのかは判りませんが、
 暫しそのクネクネと動くチャチャタオルを見つめると、
 その時の精一杯の瞬発力だったんでしょうが、
 何とも可愛らしいジャンプ力で、その動くチャチャタオルへと飛び付き、
 爪を立てて噛み付くと、
 動くそのチャチャタオルを離すまいと、夢中になってしがみついてましたからね。

 チャチャが1回飛び付く度に、そのチャチャモップを6畳の和室の畳の上で、
 滑らかに引っ張り回すべく、自分が中腰姿勢となり、
 チョロチョロと動き回るはめになっちゃってたもんですから、
 いざ、この遊びを始めてしまうと、

 例え自分からチャチャに声をかけて遊び始めていたという場合においても、
 いつも必ず自分の方が先にくたびれて飽きてしまい、
 「フぅー・はぁーい、終わり、また今度ねぇ〜」、
 みたいな感じでチャチャを撫でて、一区切りをつけちゃってたという、

 チャチャモップと例えてはいたものの、
 結果的に言えば、ゴミを取るというよりは、
 ある意味、チャチャの毛を散らかしていただけなのかもしれないというような、
 いわゆる、それ以外には、何の役にも立たないような、ほんとどうでもいいような、
 チャチャモップ・コーナリングテクニックなるものを、修得しちゃいましたもんね。

・とにもかくにも、御転婆だったチャチャからしてみれば、
 かなりお気に入りの遊びだったようで、
 「いつもの遊びをやろうよ〜」といった感じで、
 脱衣所に置いてたチャチャタオルを、
 引きずりながらくわえて来た姿ってのには一笑いでしたし、

 ある時には、互いにビックリってな、
 何にも考えずに襖の前で、闘牛士みたいな感じで、チャチャタオルを動かしてた所、
 チャチャが思い切り飛び付いたと同時に、
 チャチャタオル越しに、すぐ後ろにあった襖に顔から突っこんで、
 派手な音を響かせてしまってたりだとか、

 おちょくるように動かしているチャチャタオルを、
 「いくわよぉ〜・いくわよぉ〜」みたいな感じで、いつ飛び付こうかと、
 お尻を微妙に左右に振りながら、小さなステップらしきものを踏み始めた時に、
 そのチャチャタオルを、いきなりチャチャ目がけて動かしてみてた際には、

 チャチャ自身がいつ飛び付こうかと、
 タイミングを計っているといった状況での事ですから、
 狙いを定めているチャチャタオルが、
 まさかいきなり自分の方に向かってくるとは思いもしなかったようで、

 伏せた状態からほんとビックリしたような感じで、
 真後ろにのけ反るように体をおこすといった、思わず笑えてしまうような、
 何とも見事なリアクションで返答をしてくれちゃってた事だとか、

 テレビでも見ているような振りをしながら、自分の背中側にいたチャチャに対して
 おちょくるような感じでチャチャタオルを動かし、
 チャチャが飛び付こうとジャンプした瞬間に、
 そのチャチャタオルを引っ張り、失敗させちゃうといった、
 ちょっぴり意地悪な遊び方なんかじゃぁ〜、

 面白がって何も考えずにチャチャに連続で失敗させすぎてしまったもんで、
 チャチャが、まぁ〜とにかく慎重になりすぎてしまい、
 今までと同様な感じでチャチャタオルでくねくねとおちょくるも、
 なかなかテンポよく飛び付かなくなってしまってたという、
 じれったい遊びになってしまっちゃってたんですよね。

・当のチャチャは、
 お尻を微妙に振りながら、真剣な顔をして狙いを定めちゃぁ〜いるんですが、
 1回1回の飛び付くまでの時間というものが長くなってしまってたものですから、
 チャチャが飛び付いてくるまで、どうにもおちょくる事が出来なくなってしまい、

 チャチャタオルをくねくねとさせがいなく、
 たまにやってた、チャチャ目がけて急に動かすといった遊び方というのが
 チャチャモップのメインになっちゃってたという

 黒猫のモップというか、畳の方がエチケットブラシというかでの、
 抜け毛とほこり、どっちがどうだったんだかといった、
 チャチャブラッシング光景だったですもんねぇ〜。
(2013.09.06)

●身嗜み。
◆ブラッシング。
・毛に覆われた動物たちの寝癖事情ってのはどうなんだかで、
 いつだったか、あげてたブラシ付きのドライヤーの使い勝手でも聞いてたらば、
 「えぇ〜使いよらんとぉ〜」ってな具合で、
 「あっちはそもそもドライヤーとかいらんやろうもん」、「しらんたあい」、
 「あれでブラシ付けて、カッケッケッキって擦り付けよんしゃるけんが、
  なんか一緒には使いたくないったい」ってのには、
 思わず吹き出しちゃってたという、
 「ほらほら〜」ってな洗面台での姿には、なるほどなるほど〜ってな感じで、
 再び目を細めさせられちゃってたですもんねぇ〜。
(2013.09.04)

●ショワッチ シュワッチ ヘヤッ。
◆射抜きし図星。
・下4桁が(0814)らしいお楽しみ抽選の当選番号といった中、
 帰省先の仏壇を背にして、ショワッチポーズを決めてた写真がふとよぎる、
 暫くは親類一同、幼きやんちゃ坊主たちの、
 ショワッチにやられた振りで大忙しってな、
 前日の1日に閉園を迎えたと聞く、
 ウルトラマンランドへ遊びに行ってたらしい10数年前。

・そんな頃からの、更に5〜6年前になるんでしょうか、
 ウルトラマンランドとは時期が重なってたんだかどうなんだかで、
 自分は小学時代以来のグリンランドだった、
 そんな大牟田駅でバスを待ってた時の事。

・「おお〜来た来たぁ〜」と乗り込めば、
 「あらぁ〜自分たちだけ〜」ってな車内に、
 運転手さんの確認するかのような、
 「ネイブルランド行きですよぉ〜、グリンランド行きじゃないですよぉ〜」、

 「えぇ〜ネイブルランドー〜ああぁぁ〜間違えたぁ〜」
 ってな事なんかが懐かしめちゃうという、
 バスの運転手さんから察してもらってた
 あの頃のあの辺りでの図星話ってのが、
 頭の中でビンゴー〜しちゃってたわけなんですけどね。
(2013.09.02)

●さぁ〜て9月ですねぇ〜。
◆秋眠、羽織る物をまさぐる。
・様々な光景や話がよぎる、防災の日を迎える中、
 先月末というか、一昨日辺りというかでの、
 地元太宰府市の、なかなかの雨のふりっぷりには、
 数年前に、福岡・太宰府インター間の大野城市内の所で、
 上下線を大量の土砂やコンクリート壁が塞いでしまってた事や、

 更にさかのぼる事数年前ってな、
 御笠川(みかさがわ)が決壊した際の事での、
 大丈夫っちゃろかぁ〜と横目にしてたものの、大丈夫だったみたいな
 ショベルカーで川底を掘り下げてた光景でもふとよぎっちゃってたという、
 無事だったからこその、以前笑い話にできてた、
 自身と知った方の、同じ豪雨でのそれぞれの体験話でも改めて触れてみますと、

 朝起きてテレビを見ると、御笠川(みかさがわ)が決壊しており、
 通勤で使用している西鉄電車が走っていないことを知らされてたわけで、
 当時の勤務上、いくつかのローテーションがあったのですが、
 そんな日に限って自分が担当日だったもんで、どうしても出勤しなければならず、
 とても印象に残っている朝の出来事だったんですよね。

・そんなわけで、 電車での通勤がむりとなれば、
 家の者に自動車で職場まで送ってもらうしか手段がないわけで、
 道路状況をテレビやラジオで集めているとどの道も大渋滞。
 その上、知っている橋のあたりじゃぁ〜、
 川に自動車が転落している事故まで起こっているようでしたもんね。

・自分の家の周辺を見る限りでは何事もないような感じでしたが、
 一先ず行ってみようと自動車に乗り込み、家の者の運転で3号線に出てみれば、
 上り車線はまったく動いておらず、そのまま3号線を通り過ぎ、
 山に近い道を選択すると、
 いかにも抜け道を知っているような感じで走る車がいたらしく、

 当然自分は忠告したんですが、送ってもらっている立場上、決定権はないわけでして、
 運転手の意向により追走、そして案の定、見事に期待外れの結果となり、
 そんなに自宅から離れていないどこかの駐車場に消えてしまわれる始末。
 「えぇ〜、なにぃ〜、なんだぁ〜、紛らわしいね」などとかってな独り言。
 自分は送ってもらっている立場上、だから言ったろうがと心の中で独り言。

・知っている予定の道に戻って職場を目指す事にしたところ、
 ある地点から道が川のようになっており、
 川に転落した車のことを思い出す中、

 この時は、橋の低い欄干が見えていたので橋の位置を確認できましたが、
 欄干が隠れてしまうほどの水嵩だと本当に川なのか橋なのか、
 さらに言えば、どこが道なのかも判断が難しい状況でしょうね。

 知っている道で電柱でもあるならイメージがわくのでしょうけど、こんな状況の時には
 外をうろつかないのが一番といった所でしょうか。
 不安要素がある家にいるのも危険なのでしょうけどね。

・どうにか問題の川を渡り職場に向かっていると、
 反対車線の車の流れは順調といった中、ある地点から渋滞がひどくなり、
 なかなか車が進まず、遅刻が濃厚となり職場に連絡。
 更には、運転手さんがトイレに行きたくなったらしいも、
 一本道でコンビニなども見当たらず、どうしようもない状況。

 車はのろのろとしか動かず前の車は大きなトラックだったため
 遠くの前方にあるであろう、現在地を示す袖看板がみえず、
 自分達が職場にどのくらい近づいているのかが判断できない中、

 現在地があまり見覚えのない場所だったのですが、
 感覚的には職場までそんなに遠くはないと思えた事やら、
 後どのくらい時間がかかるのかわからない事とか、
 運転手さんのトイレに関する独り言が増えてきた事もあって、
 ここからは歩いて行く事を決断。

、その後早い時点でトイレが使用できる店を見つけたらしく、
 そして無事に自宅に帰りついたようでしたが、
 歩いていると、店舗の前で泥やゴミを掃除している店の人の姿がちらほら。
 泥水の跡片付けは本当に大変そうでしたね。

・時より店の人と会話をしながら、水害の大変さを実感するも、
 体験していない事は実感というものはなく想像でしかないわけですが、
 結局どんな災害も大変なんですよね。
 あまり体験はしたくないですけど。

・暫く歩いていると自分の知っている景色が広がり、
 正直ほっとしたのが実感だったという、
 旅行先で知らない土地を歩くのとは、こんなに違うものかと
 不思議な感覚でしたもんねぇ〜。

◆そんなこんなでの後日談ってなわけで、
 当時は大変だったようでしたが、その人や近隣の住宅の人命に関わらなかったもので、
 その後はその人の笑い話のねたになっている、
 自身の通勤話というかその起床時の数時間前ってな、
 床上浸水を体験した時の話でして、

 当然その時は、大雨が降っていたのですが、
 特別なんてことはない1日のように思えてたわけで、
 浸水を体験することとなった人たちも、
 その夜は特別変わりなく眠ってたんじゃないでしょうか。

 自分の家もそんなに離れていたわけではないもので、
 その前日に、バケツをひっくり返したような雨は感じてたものの、
 特別意識する事なく明日の朝の通勤時、
 このまま雨がひどかったら駅まで歩くとビチョビチョに濡れてしまうなぁ〜、
 ぐらいの事を考えながらの就寝。

 さて、実際睡眠中に床上浸水を体験した知り合いの話になるわけでして、
 浸水の被害を受けた家のある場所は、
 土地が低く、近くには川がある状況だったでしょうか。

 知り合いのAさんは、1人1階で畳の上に布団をしいて眠ってあったとのことで、
 Aさんが浸水に気づく前の感覚としては、
 →今思えば、その時は少しの不安もなく、
  「雨水の音がよく聞こえるなぁ〜」
  ぐらいの感覚でしかなかったようでしたね。

・自分の感覚としても、
 →この時の雨が、まさか床上浸水してこようとは誰も想像できなかったと思います。
 当然床上浸水に気づく前のAさんの話というのもあるはずがないわけですが、
 Aさんが大変だったはずの体験を当時おもしろおかしく話されるもので、
 その時の状況がコントのような映像としてうかんでしまい、

 さらには、自分の想像がふくらみ
 床上浸水の原因となった決壊前の御笠川の状況や、
 徐々に、浸水のカウントダウンが始まっている中、
 呑気に寝ているAさんの姿を勝手に想像しちゃいましたもんね。

 ★Aさんの話によれば、
 先ずは、なにげなく目が覚め、耳元でパチャパチャと音がしてたらしいですが、
 当然、寝ぼけているわけで、現状の理解などはできず、
 その音を呑気に聞いていたとのこと。

 そして、なにげなく背伸びをした際、頭の上に手を伸ばす姿勢となり、
 その時、布団の外に手を出す状況ができ、
 結果的に布団の下の畳に手が触れ初めて異常事態にきづいたらしいです。

 眠っていた部屋が畳だったのでそのまま畳ごと浮いていたらしく
 Aさんは、むちゃくちゃ高額な天然ウォーターベッドで眠っていた状況。
 真っ暗な部屋の中小川の水が流れるような音にも気づき、
 当然でしょうが大パニック状態。

 話を聞く上では、Aさん自身が運よくビチョビチョに濡れていなかった事と、
 その時の目覚め方からすると、
 天然のサウンドといい、天然のウォーターベッドといい、
 その後、泣きたくなるような様々な現実が待っている中、
 ひにくな事に暫くは難しいと思える快適な睡眠を体験できていたようです。
 当然ですが、一瞬で消し飛んでしまったんでしょうけどね。

・その後のAさんの睡眠がどうだったかなんては聞けちゃぁ〜いませんが、
 もしかしたらば、疲労困憊によって、バク睡する結果となり、
 不眠とは縁がなかったのか、
 又は、精神的に高ぶってしまいなかなか眠れなかったのかはわかりませんけど、
 想像するに、暫くはあまり良い夢は見れなかったのではないでしょうかね。

・大パニックとなったAさんは真っ暗闇の中、
 ご自宅の2階で眠る家の人へ現状を伝えようとして、
 大声で叫びつつ、そして様々なお気に入りの家具や、最初から動くことのない柱や壁に
 2階への道を阻まれ、かなり苦労して避難したようです。

・被害状況としては、泥水に浸かった1階部分のあらゆる物、
 そして新車を含めた2台の車が廃車となってしまったらしく、
 床上浸水を体験した後、体のあちらこちらに青あざをつくった状態のAさんが
 状況報告がてら訪ねてこられた際には、
 真っ暗闇で大パニックになっているAさんがリアルに想像できてしまい、

 「あのままねむってたら溺れとったよ。」
 「新車だけでもお泊りさせておけばよかったぁ〜。」などと、
 呑気に明るく笑い話にして聞かせてくれちゃってたんでしたよねぇ〜。
 まぁ〜笑い話にでもしないとやってられんってな感じでもあったんでしょうけどね。
(2013.09.01)

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