2014年09月のコラム

●黒猫チャチャとの思い出。(続編81)
◆8月後半に掲載した内容の続きになります。
◆フラッシュショット。
・あれはいつ頃でしたか、なんて聞こえてたんだかでの、しゃべる黒猫を、
 一時期テレビでよく目にしてたというか、耳にしてたとでもいうかで、
 そういやぁ〜チャチャはどげんやったかねぇ〜ってな事になっちゃってたという、
 ホアンホアン、あッアン
 すりすりミャーミャー、まいっちんぐチャーコ、
 チビリ猫ぇの気合ボイスなどなど、

 ちょっとしたものは印象にあった中での、
 「ああ〜そういやぁ〜1回はあったねぇ〜」、
 「ほら〜ほらぁ〜夕飯ん時に外から遊んで帰って来たチャチャが
  居間に入って来るなりみんなの前で
  しゃべってるような妙な声を出してきたけんが
  なぁんて言いよっとかいお前はあ〜」って大笑いになっとったやん」、

 「そうやったかねぇ〜」、
 「あぁ〜なんかあったねぇ〜そんな事も」、
 「真似して、ただいまぁ〜とか言ってたんやろか」、
 「さぁ〜どげんやろねぇ〜」、「あの時以来聞き覚えが無いもんねぇ〜」、
 「あん時のリアクションが、笑われたように感じちゃったんかね」、

 「いがいとどこかで練習してたとかで、
  ドキドキもんやったんかもね」、
 「普通に聞き流して返事してたら、
  チャチャもしゃべる猫やったんかもねぇ〜」

 ってな具合で、人前でのどを鳴らす事も、
 ややこしい時間帯に、紛らわしい音を聞かせよって
 まじでびびったんだぞぉチャチャーってな、
 甘えてきてた事など露知らず、

 甘えられれば甘えられる程に固まり、
 背筋にゃぁ〜ぞくりっ〜で寝た振りも続けられずの、
 月夜の納涼時の、子猫の不気味な子守唄以来、
 耳にする事が無かったりやらで、

 確か〜2泊程してた旅先からの、月明かりでも浴びながらの帰路でしたか、
 見慣れた景色というか、歩き慣れてた道というかで視界に自宅も捉えつつ、
 何気に道沿いの柵越しでも眺めてみれば、
 月明かりだけだったのか、街灯だったんだかでの、
 広き砂地の敷地に 見事に映えちゃってた、
 動き回ってる黒き何か。

 歩きながらも、なんだなんだぁ〜、野良の〜黒猫かぁ〜、
 もしかしてチャチャの兄弟とか姉妹とかぁ〜と凝視しちゃえば、
 気配を察してこちらを伺い、走り寄って来る姿に、
 あちゃぁ〜来ちゃったぁ〜と視線行く首元に、見慣れたヒョウ柄の首輪ってな事で、
 ああぁ〜チャチャやったんかぁ〜なあんだぁ〜っだったわけでして、

 夜な夜なといった時間でもありはしませんでしたが、
 トイレをしに庭に出てたのかと思ってたらば、
 家に誰かいて、日も暮れ辺りも静まれば次いでの一遊びってな、
 誰もいない夜の、べそかき留守番光景とのギャップに一吹き出し。

 そんなわけで、ただ遊んでただけだったんでしょうが、
 「ただぁいまぁ〜、お出迎えしてくれたとねぇ〜」と、
 チャチャを足元に伴っての帰宅だったというか
 土産話前に、先ずはチャチャのお出迎え話ってな、
 可愛いやっちゃってな居間光景でしたっけかね

 ってなわけで、
 以前触れてたお留守番チャチャ、お出迎えチャチャ、
 なぁんてのでも懐かしんでみちゃえば、

 チャチャの当時の寝床が脱衣所だった事からも、
 想像の方は容易かとは思いますが、
 家の者の目が届かない状況下では、そのお転婆娘封印として、
 天気がどうあれ、留守番は屋外 ってなわけだったんですよね。

 とはいっても、軒下、床下、車庫の中、1階屋根の屋根瓦ビーチもあれば、
 庭木やちょっとした野菜畑に、季節の動く野生たちといった具合で、
 何かしらの暇つぶしはできてたように思う、番犬とは程遠い、
 ただ閉め出されちゃってただけの、番チャチャだったわけでして、

 その頃の住まいってのが、学生の賑わいも感じられれば、
 昼時には、家の者が昼食を取りに戻ってた事もあって、
 朝から晩までチャチャ一匹でお留守番ってな状況じゃぁ〜なかったという、

 その昼時や、帰宅1番乗りの者が、
 それぞれに思わず目を細めさせられる、
 門開ける音に、庭木の中から玄関前へ飛び出して来ての
 猛烈お出迎え、スリスリ ミャーミャー。

 とにかく、こんなに帰りを待っててくれるのはチャチャぐらいやねぇ〜ってな具合で、
 何ともいえない声を出しながら、足元に擦り寄ってくるもんで、
 最初の頃は、「はいはい〜ただいまぁ〜」といった暫しの撫で撫でタイムで、
 玄関前で足止めさせられちゃってたものの、

 日が経てば、「はぁ〜い、ただいまぁ〜チャチャー」、
 「はいはい 判った判った〜、ちょっと待ってねぇ〜、
  先に鍵開けるからぁ〜、ほぉ〜いあいたぞぉ〜」だったという、

 留守番チャチャからしてみれば、ちょっぴりつれない、
 先ずは家の中に入ろうやぁ〜ってな、
 撫で撫で返答も程々といった、お出迎え光景だったわけでして、

 思い返せば表情緩む軒先光景ってな、
 帰宅した足で庭木や植木などに水を撒いてた者の
 その足元というか背後というかで邪魔してたというか、
 動き回るホースにチャチャは一遊び
 一仕事終えた者は更なる一仕事ってな、

 ここぉ〜、ここも〜、こっちも〜、はいこっちもぉ〜、もう1回こっちぃ〜、
 「またこっちもってかぁ〜、はいこれで終わりぃ〜、もう今日はこれで終わり〜」
  また明日〜しちゃるたいチャチャー、はぁ〜いお終い」といった
 軒先の土間での、撫で撫でおねだりブラッシング光景だとか、

 別時期での、「おぉ〜おぉ〜気付いた、こっち見よる」、
 「見てんね〜、あぁぁの 上目使い〜」といった、家の者たちのクスクス声に、
「何 何ぃ〜どうしたん」、「あそこ あそこ、植木のネットんとこ〜」、
 「チャチャたい、見てんねあれ〜」
 「ハンモックみたいにして、頭をこっちにして仰向けで寝とっちゃが」、
 「仰向きのまんまで、頭だけをこげぇ〜ん後ろに反らして見よるっちゃが」。

 「へぇ〜いつ頃からねぇ〜、いい昼寝場所を見つけたごたぁねぇ〜」
 「ありゃぁ涼しかろう、背中でもつんつんしにいっちゃろっかぁ〜」
 「あぁ〜起きてしもおた〜」、「ありゃ〜おしかったなぁ〜」ってな
遮光ネットハンモック光景なんかを
 居間で眺めてた者たちで笑わさせてもらってたんですよね。

 そんなこんなで、いつぞやに触れてみてた、
 廊下での、お尻隠して頭隠さずやら、
 門柱上から動きもしない、見物兼ねた日向ごっこ、
 あらぁ〜ってな隠れん坊やら、ちびり猫との追いかけっこ、
 玄関屋根での、招きチャチャやらチャチャシーサー、
 などなど、帰宅時のあれやこれやってのでもよぎらせつつ、
 一先ず〜、訪問者との、お出迎え初対面話でも絡めてみちゃえば、

 あまり得意ではなかった事を知る事になってた、
 当時の自分の家が、猫を飼ってる事を知らなかった知り合いの、
 「おい あれ 猫が入ってきとうぜぇ〜」、「おぉ〜お帰り〜チャチャー」といった、
 :なんじゃぁ〜お前は、:あんたこそ誰〜みたいな、
 ぎこちないご対面光景やら、

 猫を触れた事がないという別の者の、
 ビクビク初触り光景というか、
 クッションの上で、体をよじってくつろいでたチャチャの、
 :しょうがないわねぇ〜 はいはい ちょっとだけよぉ〜、
 ってな雰囲気なんかも笑えちゃえてましたし、

 ふと訪ねて来てた知り合いと、ちょっとばかり玄関で話ていた時なんかでの、
 チャチャのご様子伺いといった顔出しに、
 「これが言ってた猫ちゃんねぇ〜」と、その場にしゃがみ込み、
 おいでおいでと舌打ちしながら、指でも動かしてたらば、

 :なんがチッチやろねぇ〜アホかぁ〜とばかりに、「フン」と顔を背けられ、
 開けたままだったその玄関から外へとスルーされちゃってたという、
 これまた笑わさせてくれちゃってた、
 チャチャの鼻笑いスルーと「あれぇ〜」。

・まぁ〜そんなこんなで、玄関続きで触れてみちゃえば、
 何かしらの営業者との初対面光景ってのは、
 チャチャも幼かったもので、取りあえず様子を伺いには来てたものの、
 こちら側の足元からは離れられなかったようでしたが、

 御転婆娘になった頃には、
 営業者の方が開けてビックリ、チャチャスルーってな具合で、
 玄関開ければ、時より黒猫が走り抜けちゃってたという、
 「あぁ〜大丈夫ですよぉ〜、いいですよいいですよ〜、  結構でぇ〜す」、
 ってな光景なぁんてのも改めて満喫させてもらっちゃってるといった所でしょうか。
(2014.09.28)

●彼岸明け。
◆一先ず連想。
 おぉ〜金木犀〜ってな感じで、
 室内に時より漂う、心地良きほのかな香りに、
 改めて季節感でも味わっちゃってた彼岸明け。

 耳に飛び込んでくるメダル話に、
 水泳部中坊記ってな頃には何月ぐらいまで泳いでたっけ〜ってな、
 前いた学校なんかじゃ、ビニールハウスみたいにしただとか、
 ボイラーで沸かせる風呂を作ってほしいという、
 顧問と校長との、
 噛み合わぬ一笑い光景ってのも懐かしめるわけで、

 ありゃぁ〜屋内温水プールがメインだった、
 小学時代の子供会イベント、日帰りレジャーでしたねぇ〜。
 いざ到着してみれば、企画者さんもビックリってな、
 足漕ぎボートが浮いてちゃってたという、
 温水プールどこへやらの、足漕ぎボート専用プールに
 初めての温水プールはお預けくらっての、
 大浴場へ〜ってな事になっちゃってたわけなんですよねぇ〜。
(2014.09.26)

●バスの日連想。
◆不思議な車窓
・通勤時の名物おばちゃんってのもよぎる中、
 路線バス、中距離長距離の高速バス、ツアー、イベント、修学旅行等の貸切バス、
 などなど、ちょこちょことお世話になってるバスってな感じでの、
 バスの日ってなわけでして、

 以前、2つのルートから耳にしてたという、
 「あのバスの話なんやけど、もしかして、投稿してみたぁ〜?」だとか、
 「真坂聞いた話ねぇ〜!」と、
 後日の投稿話で、聞き覚えのある同じ様な状況話を耳にしちゃってたもんで、
 当時、思わず確認しちゃってたという、路線バス話でも懐かしんでみちゃえば、

 知り合いが、福岡に帰省してた際に
 夕方頃、路線バスに乗車し座席に座っていた時の事なんだそうで、
 何気なく窓の外でも眺めていると、
 1階部分は塀で隠れた2階建てアパートの階段から、
 中年ぐらいの裸の男性が小走りで降りていく後ろ姿を
 目撃しちゃってたという、

 とにかく、バスには立ち客もそれなりにいる状況だったそうですから、
 複数の乗客の視野の中に飛び込んできてたであろう話というか、
 同じ路線バスに乗り合わせてたんであろう話で、
 いろいろと味合わさせてもらっちゃってたわけなんですけどねぇ〜。
(2014.09.20)

●マッチッチー。
◆初めての競馬。
・一先ずは、 幾人からか耳にしてた事よぎる、
 当時の春日原駅の辺りにもあったらしい
 競馬場話ってのも懐かしめる中、

 あれは田植え時期ってな頃でしたか、
 旅先で、近くにあるなら〜と立ち寄ってみてた
 ほとんどの者が競馬初体験だったという、
 いつだったかに跡地となったようにも聞く、中津競馬場。

 こういった事に少し明るかった1人の者から、
 競馬の予想屋さんの存在を知り
 取りあえず比較しようと、2人から新聞を購入すると、
 みんなで丸印眺め馬眺め、

 結局の所は、、予想屋さんの予想どこへやらで、
 一先ず楽しまさせてもらってたというか、
 どの馬も気になりだしちゃってたという、

 今となっては、もんぺ姿のおばあちゃまたちの、
 通い慣れてた感じの雰囲気だとか、
 賭け慣れてた感じの光景だとか、

 ささやかな掛け金のガチガチレースでの、
 唯一はしゃげてた払い戻し時に、
 スーツ姿の首にはタオルってなおっちゃんから
 からかわれてた光景ってのが懐かしめちゃってるといった所でしょうか。
(2014.09.16)

●日記がてらに取りあえず。
◆敬老の日。
・団塊の世代(1947年〜49年)という
 その49年生まれが新たに加わり出しての
65歳以上が3296万人やら、
75歳以上が8人に1人とも耳にする、
 地元太宰府でいえば、なかなかの晴れっぷりってな敬老の日。

 ってなわけでして、この時期のイベント写真だったようにも思う、
 別時期に触れてたものでも懐かしんでみちゃえば、

 確か、施設実習中の時だったでしょうか、
 入所者の方たちも眺めちゃ笑み浮かべるといった、
 「あの写真そうですよねぇ〜」と、
 女性のベテラン職員さんに思わず尋ねちゃってた

 改めて聞かれりゃぁ〜照れ笑いってな、
 「今度は何をされるんですかぁ〜」、「何しようかねぇ〜」みたいな、
 掲示板に飾られてた、いつぞやのイベント写真に写る、
 ネッシーもお手上げってな、体系をいかした金太郎さん。

 初就職先なんかじゃ、「あぁ〜あ〜」ってな、
 上の階のレクリエーションルームから響いてきてた、
 入所者さんたちの走り回る足音に
 案の定といった、溌剌膝笑いアピールだった事なんかも、
 ふと懐かしめちゃってるというようなわけでして、

 何気に耳にしてた感想というかで、
 いびきも耳の遠さも宿泊数なんかも更に上回る先輩方にベッドを挟まれ、
 眠れずハーモニーを奏でられなかったらしいお泊り苦笑い話ってのには、
 思わず一吹き出しさせてもらっちゃってたといったところでしょうか。
(2014.09.15)

●柄杓。
◆時刻む万物。
・マラソンの日ってな事でふとよぎっちゃってたというか、
 あの頃は、なんて事のなかったあの種目〜、
 といった具合で触れてみてたものでも懐かしんでみちゃえば、

 確か、町内であってた運動会だったでしょうかねぇ〜、
 小学時代までは、なんだかんだで参加してたというか、
 させられちゃってたというかの、町内イベントだったというようなわけでして、

 低学年の頃だったでしょうか〜
 近所のおっちゃんらの気まぐれ思考で、マラソンに参加させられてしまい、
 誰は誰といった具合で、自分たちとその近所のおっちゃんらがペアを組んで、

 まぁ〜形としては、即席の保護者といった感じで、
 数キロのマラソンに参加させられちゃってたのは。

 そして、とにもかくにも印象に残るのは、
 最後尾から会場を出て、先頭で帰って来るのが、どうのこうのと言った、
 1人のおっちゃんの気まぐれ美学に付き合わさせられてしまい、

 一先ずの会場内のトラック1周を、
 最後尾から周囲のテントに向けて手を振らさせられ、
 自分なんかは、コースの序盤か中盤辺りで、あまりの楽々ペースに、
 保護者役のおっちゃんを、見事に置き去りにしちゃってたというようなわけで、

 参加者それぞれに記録が残せるといった、大会運営側の試みに、
 いざ会場に戻って来てみれば、ゴール地点は、レジ待ちといった大行列。

 そんなこんなで、どの列に並んでたかで、順位もタイムも変わっちゃってたと言う
 改めて思い返せば、企画者さんの胸中をお察ししちゃうような、
 ゴール前の光景だったわけなんですよねぇ〜。

 ってなわけでして、そうでしたそうでした〜ってな、
 世界初となるiPS細胞の網膜移植が実施されたとの事で
 関わられた方たちの、これまでとこれからに、表す言葉が浮かびませんが
 こればっかりは何事もなく順調に〜、
 そして、順番待ちの大行列となればいいですねぇ〜。
(2014.09.12)

●浄化槽連想。
◆今年の汚れ、今年のうっちっに。
 再びの真似フレーズってな感じではありますが、
 夏場なんかは、連想するだけで暑苦しいという、
 ご利用された事のある方には今更というかで、
 足を入れる水槽には、
 使用事に新しいビニール袋を使い、
 消耗品のカートリッチや、少量のお塩を使う、
 20年もの開発期間を経て実用化された
 個人的には、春や秋がおすすめってな、
 足浴デトックス機器(ゴッドクリーナー)。

・あれはいつ頃だったか、
 顔出しに来てた知った者たちの中の2人が、
 足浴デトックスを受けてみたいという事で、
 湯を張り、2人を椅子に座らせ、表示画面の塩分濃度でも確かめつつ、

 坊主頭で不摂生を自慢する、
 コレステローラーと自称するその者の横で、
 塩がちょっと固まっちゃってるなぁ〜と
 いつもの感じで、ショットバーなみに容器をシェークしてたらば、

 正に奇跡というか、初めてというか唯一というか、
 何かを意味してるかのような、お清めの塩ってな具合で、
 蓋がすっ飛び、坊主頭の上からふりかけちゃってたという、
 笑い声や苦笑い入り交じる、
 こっちもお前で助かったぁ〜ってな、辺り一帯塩だらけ。

 そんなこんなで、
 当人たちも笑い話にしちゃってるであろう、
 ゴッドクリーナーで、
 坊主頭の者が清められちゃってた、
 いつぞやの足浴デトックス光景ってのでもよぎらせつつ、

:以下の方はご使用できません。
 (1)7才以下のお子様
 (2)妊婦及び授乳中の方
 (3)ペースメーカご使用の方
 (4)体の中に金属を埋め込んでいる方
 (5)精神疾患
 (6)重度の不整脈(軽度は可)
 (7)足の周辺に感染しやすい傷や皮膚疾患のある方

・詳しくはホームページ内の、足浴びのページや
 お知らせ内の、ゴッドクリーナーの項目でもってな感じで、
 それでは改めまして、
 今年の汚れ、今年のうっちっに。
(2014.09.10)

●白露の仲秋の名月。
◆月の鈴生り。
・趣味がらみのお出かけ先で、
 寝袋で一眠りして、ふと目を覚ますと、
 放牧されてた馬たちから覗き込まれてたらしい、
 朝露でびっちょびちょのお目覚めでもあったと聞く、
 馬たちからよだれでもたくられてたんじゃないかと、
 思わずからかう、ほのぼの話でもよぎらせつつ、

 デジカメを購入したばかりの頃でしたか、
 職場で何となく耳にしてた、月がらみの写真の構図に、
 芸術的な真似事でもしてみるかと、
 水を注いだグラスでも用意して、
 両方の月を写すべく、台の上に椅子を重ね重ねて、
 仕舞には脚立まで引っ張り出してきて、
 グラスを下から覗き込んじゃってたという、

 そういやぁ〜お盆やらお椀やら言ってたっけぇ〜ってな具合で、
 話してた当人は、水面に写る月のつもりに、
 グラスの中で乱反射してるいくつもの月を見せられ
 一吹き出しさせちゃってましたっけかねぇ〜。
(2014.09.08)

●おつまみ話。
◆エピソードパズル。
・そろそろ何かしらといった具合で、あれやこれやとよぎらせてみれば、
 いつだったかの別時期に改めて触れてたようにも思う、
 ブラックコーヒー絡みでの、2つのお初話やら、
 何かしらの黒猫のチャチャエピソードでも触れてみようかといった中、

 耳にしてからもずいぶん日が経つというかで、
 出張先から仕事を終えて戻ってみれば、
 社長一家から夜逃げされちゃってたらしい、
 今でこそというか、まぁ〜何というかでの、
 クロス張り職人だった者の笑い話でもよぎらせつつ、
 そんな頃だったかの、以前触れてたものでも1つ絡めてみちゃえば、

 ありゃぁ〜20代頃の最寄駅だったですねぇ〜、
 半ドンの帰宅時に、電車を降り、乗り継ぎのバス停へと向かうべく、
 何気に道を渡ろうとしてた時の事。

 前後左右と人が交差する中で、いざ道を渡ろうとした所、
 気が合っちゃってたというかなんというかで、
 横切る1組との阿吽の呼吸がマッチせず、

 「ああ〜」ってな体感に、反射的な両手支えで
 片手の方が、「ああ〜」ってな事になっちゃってたという、
 講習の面前での鷲掴み。

 そんなこんなで、互いに顔を赤らめるようなそんな光景を、
 一緒に歩いてあった、自分と同世代ぐらいの娘さんらしき人から、
 くすくすと笑われちゃってたという、

 逆だったらば、両方からはったおされちゃってたかもなぁ〜ってな、
 目の前のバス停でのバス待ちの、まぁ〜長かった事〜ってな具合で、
 ちょっとしたおつまみ話になっちゃいましたもんねぇ〜。
(2014.09.06)

●9月となりましたねぇ〜。
◆懐かしき、台風下校珍道中でも改めまして。
・絡めちゃうのも何度目かといった感じではありますが、
 取りあえず持っていた雨傘が、まるで意味をなさないような状況の中、
 地下鉄の最寄り駅へと向かうべく橋を小走りで渡っていると、
 前方の、その橋の歩道上を歩く人の中に、
 しぼり袋のような手荷物の紐を、片方の肩ごしに背中にしょった、
 1人の、おばあちゃまの姿があったわけで、

 自分たちが小走りをしてたもんですから、その橋を渡りきる少し手前辺りで、
 そのおばあちゃまに追い付いてたってな展開で、
 取りあえず、一緒に帰っていた者と、一声かけて、
 大丈夫そうな返答に、そのまま追い越し、

 風雨の避けられる目の前にある建物の所で、
 そのおばあちゃまが、近づいて来る様子といったものを、
 何気に眺めてたらば、
 横から吹き付ける、川の流れに逆行するような風に前傾姿勢をとり、

 肩越しの、しぼり袋の紐を、両手をそろえた感じで、顎の下辺りで握り締め、
 強弱する風に、少しばかり左右に翻弄されつつも、
 スタンスを広げて、歩いて来る光景というものには、
 ちょっとした心配気分はどこえやらで、くだらんイメージがわいてしまい、

 思わず笑みが零れちゃってたというような、下校時の台風の事で印象に残る、
 橋の上の、おばあちゃんボクサーに遭遇できてたのも、
 その前の年にこってりと味合わさせてもらっちゃってた、
 台風下校珍道中ってなものがあっての、
 寄り道せずに下校してたからなわけでして、

 確か、その当時の台風でいう所の、19号じゃなかったでしょうか、
 1時限目終了後の、その休み時間だったように思う、
 誰かの「今日は、午前中までらしいよぉ〜」との心地よい響きに、
 「まじでぇ〜」とざわつく教室内。

 そして、教室に姿を見せた担任からの、
 「次の2時限目の授業までで終わりにするから、どこにも寄らずに下校するように」、
 との直接アナウンスに、

 「昼飯ぐらいは大丈夫やろう」と、
 クラスの男連中で、その下校時に寄ってみてた、
 いつもの近所の小さな定食屋さんでは、全員が座れないかもしれないと、

 近くでどこかなかったかなぁと選んでみてた、
 自分も含めたほとんどの者が初めての利用だったという、
 学校からは、徒歩10分少々といった所の飲食店。

 注文時に、時間がかかる事を承諾しつつ、
 それなりの昼食時間を経て、その飲食店を出てみれば、
 「おぉ〜おぉ〜強くなってきたねぇ〜」というような風模様に、
 それぞれがそれぞれの帰路についてたという
 ルートワードの羅列ってな、言うなればの下校〜スタート。

 そんなわけでして、愛宕神社参道の鳥居や石段を横目に急ぎつつ、
 地下鉄を利用してた者と、室見川にかかった橋を渡り、地下鉄室見駅へ。
・そして、天神からは、取りあえずの1人旅といった感じで、
 西鉄を利用する人たちと帰路を急ぎ、福岡駅へ。

 そんなこんなで、なかなかの込み具合だったという、急行電車に飛び乗る事ができ、
 先ずは、一安心といった中、建て替え途中だったように思う、薬院駅を通り過ぎ、
 次いで、当時、高校時代に数回降りた事のある、急行が停車する大橋駅を無事発車。

 吹き付ける風雨に、最寄駅まで大丈夫なんかなぁ〜、
 せめて朝倉街道、いや二日市まで辿り着ければなんとかなる、
 そして、続いての停車駅、その当時はまだ降りた事のなかった春日原。

 よぉ〜し、次は、下大利かぁ〜
 ようは、高校時代の頃に急行の停車駅になってたという
 急行停車駅になってから2〜3年といった下大利駅だったもので、

 前のままだったら、次は、二日市やったとになぁ〜とか思いつつ、
 乗ってた急行電車が、春日原駅に到着すると、
 扉が開く前だったんだか、なかなか閉まらなかったんだか、そんな状況での、
 車掌さんからの、この電車は、台風の影響により、春日原駅までとのアナウンス。

 当時は土地勘もまるで無い地域に、
 何いぃ〜、「えぇ〜どうしろっちゅうのぉ〜」といった、
 数年後には、一時的に最寄り駅みたいになっっちゃってたという、
 初めて降り立つ事となってた、西鉄春日原駅のそのホーム。

 こりゃぁ〜どうしたもんかなぁ〜といった中、
 取りあえず家の方にでも、電話を入れとくかぁ〜といった感じで、ふと気付けば、
 携帯電話といったものが、一般的ではなかったような頃のホームには、
 同じ様な事を考えてた乗客たちが、風雨の中、すでに大行列を作ってたという、
 最後尾は誰なわけぇ〜というような、公衆電話待ちの御一行。

 そんな、いつ頃電話の順番が回ってくるかも判らないような中、
 シャワーとドライヤーが一緒たくりになっちゃってるような状況下で、
 さすがに、天然送風機は、天然シャワーとは勝負にならなかったという、
 待ち時間の暇潰しサービスは、みなさん揃っての、煽られほうだい濡れほうだい。

 そんなこんなで、こんなサービスは、いつまでも受けちゃぁ〜いられないと列を離れ、
 ホームの階段の状況からも、改札辺りには人が溢れてそうな雰囲気に、
 一先ずの雨風凌ぎといった、その乗ってきた電車へと戻り、

 暫しの間、それなりにすっきりとしてた電車内の壁にでももたれると、
 ホーム上の、雨戸防風人みたいな光景でも眺めつつ、
 もう1本前の、急行か特急に乗れてたならねぇ〜といった具合で、

 そのお湿りサービツ付き、防風人参加タイミングでも、計ってみてたというような、
 この時点では、まだまだ懲りちゃぁ〜なかったという、見事なお惚けモードでの、
 台風足留め満喫前だったんですよねぇ〜。

 まぁ〜そんなこんなで、開いたままの車両乗降口にとっては、
 雨風凌ぐ、雨戸防風人みたいな感じだったという、
 その乗ってきた電車の中から、一先ず参加タイミングでも計ってみてた、
 ホーム上の煽られほうだい濡れほうだいといった、公衆電話待ちの大行列。

 今となっては、どんなタイミングで参加してたかなんては覚えちゃいないんですが、
 台風からの、濡れほうだいサービスが、一時的に弱まってたからなのか、
 少しばかりすっきりとしてた、公衆電話待ち御一行だったからなのか、

 多かろうが濡れようが、電話が繋がらなくなってしまったら、
 やっぱり困っちゃうよなぁ〜といった心境の変化だったからなのか、なんなのか、
 とにもかくにも、取りあえず列の最後尾へと行って参加してみてた雨戸防風人。

 あぁ〜そういやぁ〜、雨にも負けず、風にも負けず、ってのを、
 小学校の時の宿題で、暗記させられたなぁ〜。
 ありゃぁ〜、誰だったっけぇ〜、宮沢賢治だったっけぇ〜

 あれぇ〜この先、なんやったっけぇ〜ってな具合で、
 なんなんだこの状況は〜と笑いたくもなる様な中
 次々とよぎり出す、ロックに艶歌、ポップス、童謡。

 そんなこんなで、列の流れが、公衆電話に接近してた時だったか、
 実際に順番が近づいていた時だったか、そんな中でふと感じちゃってたのが、
 お1人1回、みじかめにぃ〜といった、ビンビン雰囲気での、
 この状況下では当然といった、即席、公衆電話暗黙ルール。

 そんな状況でも何気なく眺めていると、留守番電話っぽい人、
 電話が繋がらないような人、なかなか出てくれないような人、
 連絡が取れたような人なんかでいうならば、自然と出てしまってたのであろう、
 後がつかえてる事を伝える、似たような感じの締めのフレーズ。

 そんな締めフレーズが、なんだか面白く聞こえてきちゃってた風雨の中、
 ようやく順番が回ってきてた、その公衆電話で、
 やれやれ〜といった感じで、自宅の電話番号をプッシュしてみれば
、締めのフレーズが言えなかったという、プーーッ、プーーッ、プーーッ、
 「えぇぇ〜まじでぇ〜」。

 あちゃぁ〜電話線が切れてしもうたんかなぁ〜、それとも話中〜、
 どっちなんかなぁ〜、うわぁ〜こりゃぁ〜まいったねぇ〜、
 そんなわけでして、取りあえず乗ってきた電車へと戻ると、
 風雨が奏でる心地よくはないサウンドでも聞きながらの、
 暫しの、ぼけぇ〜っとタイム。

 そうした所、結果的には駅の改札辺りだったわけなんですが、
 不意に聞こえてきてた派手なガラス音に、
 ちょっぴり緊張させてもらってたというようなわけでして、

 暫くすると、食糧を仕入れて電車に戻って来る人たちが、ぽつぽつと現れだし、
 「駅を出て、近いほうやったら、どこどこ方向に、何々があったぜぇ〜、
  早く買っておかないと、すぐ無くなるけんねぇ〜」といった会話でも聞きながら、

 昼飯は食ってきたけんが、その点は大丈夫やなぁ〜などと、
 そんなおかげで、この有り様だったという事なんかを、一瞬忘れちゃってたもので、
 自分で自分に突っ込んでしまっちゃってたという電車内。

 そして、暫く経った頃に、再びの電話待ち参加といった具合で、
 またもや締めのフレーズを言わせてもらえず、
 いやぁ〜どうしたもんかなぁ〜、こりゃぁ〜ほんと、いつ帰れるかわからんぞぉ〜、

 なんか小腹もすいてきちゃったよなぁ〜、あぁ〜今は、雨が小降りやなぁ
 自分も何か食糧を仕入れとった方がいいかいな〜。
 行くなら明るいうちの方がよかろうしねぇ〜。

 そんなこんなで、両サイドに乗客が座り込んだホームの階段を上がり、
 あぁ〜ガラスの音はここやったんかぁ〜といった感じで、改札を出て、
 駅の階段を下ると、風に少しばかり煽られながら、

 「確か、こっちの方に何々があったとか言ってたよなぁ〜、
  頼むけんが、なんも飛んでくんなよぉ〜」といった感じで、
 土地感の無い駅周辺の、ある一方向の散策を開始。

 そして、ほどなくして辿り着けてたどこかの店舗にさっそく入ってみれば、
 見事な売れっぷりに、なんじゃこりゃぁぁ〜、しまったぁぁ〜、遅かったぁ〜、
 だったというようなわけで、

 その売れっぷりときてたらば、この時点では、
 1人でその量は誰もいらんから売れ残ってるわけでしょう〜というような、
 バラ売りをしてくれなかったという、バナナのふさなどの数種の果物だとか、

 残り僅かといったソフトドリンクだとか、一際めだってたという、
 1リットルの紙パック系や、アルコール類。

 取りあえず、何かしらのソフトドリンクでも手にして、カップ麺でも横目にしながら、
 それならば、お菓子類でもと移動してみれば、
 棚に残るは、これまた見事な、おつまみやガム、袋入りの飴やチョコの御一同。

 ガムは持ってるし、さすがに飴玉ばっかりってのもねぇ〜
 チョコもこんなにいらないし、おつまみはのどが渇くだろうしなぁ〜、

 まぁ〜お湯は入れてくれるんかもしれんけど、この状況で、カップ麺ってのもねぇ〜、
 「おぉ〜」そして手にしてたのが、残り2つだったという、板チョコのその1つ。

 そんなこんなで、袋入りの飴も、一応買っておくかぁ〜といった感じで購入をし、
 まぁ〜ほかの果物なんかはわからんじゃぁ〜ないけどさぁ〜、
 こんな時ぐらい、バナナぐらいはバラ売りしてくれたっていいっちゃ〜ないん、

 まぁ〜ねぇ〜1ふさ買って、いるって人に配ってもいいんやけどさぁ〜、
 あの人数に配るにゃ少なすぎるし、
 見ず知らずから、いきなり生ものは気色わるいやろう〜、

 などと、果物の事でも、いろいろと思考を巡らせながら、
 ちょっとしたものでも仕入れて、その店を出ると、
 これ以上の散策はやめにしておこうと、来た道を引き返してたというようなわけで、
 取りあえずは何事も無く駅へと辿り着くと、

 しゃがんで電話待ち状況でも眺められてた、乗って来てた下りホームの車両へと戻り、
 時より、やれやれ〜といった感じで、背伸びや欠伸でもしながら、
 誰々とかも、どっかでひっかかっとっっちゃろうねぇ〜
 さっさと帰っておけばよかったねぇ〜、まじで、いつ帰れるっちゃろうかぁ〜、

 更には、暇潰しがてらに、連絡がつかなかった場合の事でも思考を巡らせ、
 ここで一晩すごす事になるっちゃろうかぁ〜
 その前にここにずっとおらさせてもらえるんやろかねぇ〜、
 そんじゃぁ〜、風が弱まったら歩いて帰ってみるかぁ〜

 あっちに行けば、南バイパスって感じかいな、
 それじゃぁ〜、3号線ってのは、どっちになるんかなぁ〜、
 まぁ〜こっちに行けば5号線って感じなんやろうしねぇ〜と、
 当時のその道路名でも浮かべつつ、それじゃぁ〜行くかと、電話待ち参加。

 足留めをくらって、それなりの時間が経ってくると、
 なにがなんでも誰かに連絡をつけたいと、
 繋がるまであっちこっちにプッシュしまくり、
 公衆電話から離れないというような人も、ちらほらと出てくる中、
 自分自身も、その列の中から、いくつかの電話先候補でも浮かべてたでしょうか、

 そして、暗黙ルールの中での、夕暮れ時ぐらいだったでしょうかねぇ〜
 3度目か4度目の、今ここコールの行列参加で、ようやく言えてた締めのフレーズ、
 「後の人がつかえとうから、もう切るよ〜」。

 そんなわけでして、その時に知る事となってたのが、
 クラスの者の中で、自分1人だけが家に辿り着けてなかったという、
 真坂の、電話行方捜し、あれはどこだぁ、私はここだぁ〜、
 ってな状況になっちゃってたというような、
 ようやくといった感じでの今ここコールで、どうにか見えてた次なる展開。

 混線してた電話線だったのか、タイミングよすぎの通話だったのかは判りませんが、
 大丈夫だった電話線にほっとしつつ、短い時間での、なんだかんだの現状報告。

 担任からの、帰宅確認の電話があった事を知り、
 早めに下校させてた事だとか、
 再びの電話で、最終的には、自分1人だけが帰宅してなかったらしい事だとか、
 風が落ち着いたら、車で迎えにいくといった感じで、

 「何番ホームの電車のどこどこに居るからぁ〜」というような事だとか、
 「何々先生に、取りあえず電話をしとってぇ〜」というような具合で、
 ようやく言えてた締めのフレーズ、「後の人がつかえとうから、もう切るよ〜」。

 そんな感じで、一先ずほっとしつつ、乗って来てた車両へと戻ると、
 同じ西鉄でも、それ以上の距離から通学してた女子なんかが、
 引っかからずに帰宅できてた事に、さっさと帰れば間に合ってたんやなぁ〜だとか、

 天神で分かれてた、別ルートの自分と同等の距離の者とかが帰宅できてた事に、
 あっちは間に合ってたっちゃなぁ〜、なんじゃそりゃぁ〜、などなど、
 板チョコでもかじりながら、後どんくらいおらないかんかねぇ〜といった感じで、

 日が暮れてきてた中、一先ずの指定席となってた、その床の上で、
 立ったりしゃがんだり、背伸びや欠伸、時には居眠りでも満喫させてもらいながら、
 風が弱まるのを、ただただ待ってたというようなわけなんですよね。

 そんな感じで、電話が繋がってから何時間ぐらい経ってたでしょうか、
 そろそろ家でも出たかなぁ〜というような風模様に、
 もうちょっとしたら、うろちょろできんよなぁ〜、
 せっかく迎えに来てもらっても、擦れ違ってたらめんどくさいしねぇ〜と、

 二度手間になる事は避けたいといった感じで、1〜2時間ぐらいが過ぎ、
 足留め当初に比べて、それなりに減ってきてた乗客でも感じていると、
 今度は、迎えに来てくれてるであろうその者の身の方が心配になっちゃってたという、
 8時台〜9時台だったでしょうか。

 そして臨時バスが出されるようなアナウンスも聞こえてきてた中、
 10時前後ぐらいだったでしょうかねぇ〜、ちょっと確かめてみるかと、
 その頃になると、列も数人といった電話待ちに並び、自宅の方に電話を入れてみれば、

 何の事はない、「さっき出たばっかりやもんねぇ〜」とのご返答に、
 まぁ〜何と言いましょうかの疲労感でも、味わっちゃってたというような話しでして、
 迎えの車は、もう暫くかかりそうな事や、自宅辺りの停電状況、
 そして気になるは、「えぇ〜屋根が飛んできたってぇ〜」。

・まぁ〜そんな感じなわけでして、「帰ってきてから見てんね〜」というような、
 百聞は一見にしかず、みたいな事でも言われつつ、
 その電話を切るはめになっちゃってたというか、
 次の人へ、電話を回してたというような公衆電話。

 えぇ〜屋根って、瓦が飛んだか飛んで来てどげんかなったって事よねぇ〜、
 雨戸がない所っていったら、階段のとこか、俺の部屋んとこの高窓って事かいなぁ〜。
 うわぁ〜まじかいなぁ〜。

 そんなこんなで、1時間と少々といった感じだったでしょうか、
 駅のアナウンスで、上り方面のバスを利用する乗客たちが集められてた中、
 11時台の、4分の1か3分の1ぐらいが経ってた頃だったでしょうかねぇ〜、

 車両内からは、会話なんてほとんど聞こえてこないといった、
 走らぬ寝台電車とでも、夜行電車とでも例えたくなるような、
 カプセル電車内の待ち合わせ場所で、いつしか座れるようになってた座席に腰掛、

 ただただ、ぼけぇ〜っとしてる所に、不意に聞こえてきてた、
 何かを連呼する控え目な声。
 そんな声に、ぼんやりと意識を向けてみれば、自分の名を呼ぶ、聞き覚えのある声。

 おぉ〜やっときたぁ〜というような、待ちに待ってたお迎えのご登場に感謝しつつ、
 当然といった感じで、テンションは上がるも、何せはしゃげぬこの状況。
 そんな、まだまだ帰宅できそうにもない人たちを横目に、冷静装い電車を出れば、
 ホームの階段を上りながらの、あれやこれやの一問一答。

 そういうわけで、自宅辺りの風の具合や、停電具合、
 更には、迎えに来てくれてた者にとっても土地感が無かったという、
 そのここまでの道のり具合だとかを聞き、

 駅から、上り下りのバスが出るらしい事や、
 通ってきた駅内の、改札を出た側の、通路や階段で並んでた人たちというのが、
 上り方面のバスを待っている人たちという事だとかを伝えつつ、
 続いて聞いてみてた、「屋根が飛んで来たってどういう事〜」。

 そんな取りあえずといった返答でも、思わず聞き返し、
 改札を出て、上り方面のバスを待つ人たちの列を横目に、
 最初の方の会談を下りた頃だったでしょうか、

 えぇ〜さっき何を聞いてたぁ〜、まぁ〜わからんじゃぁ〜ないけどさぁ〜、
 ってな具合で、いきなり、その辺りに空しく響き渡ってたという、
 いやぁ〜、どうせ言うんだったら、もうちょっと前の車両内だったよなぁ〜

 っていうか、定員以上の希望があったらどうするつもりとねぇ〜、
 だいたいからして、見ず知らずの人の車には、乗りづらかろうもん、というような、
 「どこどこ方面の方いらっしゃいますかぁ〜、後3人は乗れますがぁ〜、
  いらっしゃいませんかぁ〜、お近くまでお送りしますよぉ〜」だったもんで、

 当時の夜空で、お月さんがどんな表情を見せてたかなんては覚えちゃいないんですが、
 ちょっとした雲でもあったならば、その注目されすぎて照れちゃってた顔でも、
 その雲で隠してみたかったという、
 そんな、熱いんだか冷たいんだか、暖かいんだか冷めてるんだか、といった、
 何とも言いようのない視線を集めちゃってた、残念賞アピールを慌てて止め、

 とにもかくにも帰路を急ごうと、外へと続く階段を下りれば、
 「どこに停めたとねぇ〜」と思わず聞いてしまってたというような、
 駅周辺のパーキング捜しにも、手間がかかっちゃってたらしい、
 ちょっとした距離をへての、ここにおったかぁ〜といった、我家の車。

 そんなこんなで、駅には電気が通ってたからなのでしょうかねぇ〜、
 駅周辺の停電具合や、夜空の明かり具合に関しては覚えちゃいませんが、
 土地感のある地域辺りでの、照らすものといえば、車のライトぐらいだったなぁ〜
 というような、元々都会でも、明かりの乏しい山道でもなかったものの、

 知ってる夜景といった地域での、明かり無き帰路ドライブ光景というものは、
 なんだかんだで印象深かったというようなわけでして、
 そんな帰路時道中のどこかで、再び聞き返してみてた、
 瓦が自分の部屋じゃぁ〜なかったという、

 瓦どころではなかった、よそ様の、屋根その物のお呼ばれ光景の詳細に、
 進路上に何かが転がってきてないかといった感じで、通常速度は出せないまま、
 交差点では、更なる徐行や、一時停止、互いの意思確認といった具合で、
 慎重にならざるをえない帰路ドライブをへての、

 通常だったならば、1時間と少々といった通学路を、
 半日かけての、寄り道満喫下校とでもいいましょうか、
 日付が変わっての帰宅になっちゃってたという、
 一先ずの、懐かしき台風下校珍道中、だったわけなんですよねぇ〜。

 ってなわけでして、
 まぁ〜これから先は、下校話というわけではないもので、
 台風下校珍道中として続けていくのもなんなんですが、
◆帰宅後のあれこれ〜として触れてみるならば、

 下校に半日もかけてたという、そんな時間帯というのもあったんでしょうが、
 駅構内や車内で耳にしてた、よそ様の屋根そのもののお呼ばれ話のわりには、
 何事もなかったかのような静けさだったというようなわけでして、

 その玄関先からでは、その様子を直接は伺えなかったもので、
 家の中に入った際に、当然の欲求として、その方向の室内から覗き込んでみれば、
 時間帯や停電も手伝ってか、よくは判らなかったという、
 朝までお預け、お呼ばれ光景だったわけなんですよね〜。

 そんなこんなで、明かりといったら、数個の懐中電灯といった、
 即席の、お化け屋敷とでも、肝試し小屋とでも例えたくなる、
 そんな停電してた家の中を、よちよち歩きといった感じで、
 風呂にでも入って寝ようと、溜めてあったぬるめの湯に漬かり、

 ポリタンクに溜めてあった井戸水で歯でも磨いて、
 「あぁぁ〜もう〜明日は休みてぇ〜」と背伸びや欠伸でもしながら、
 取りあえず、自身の部屋の布団の中から朝を迎えてたというようなわけで、

 寝坊したら、寝坊しただぁ〜みたいな感じで、眠りについてたにもかかわらず、
 お見事〜といった目覚め具合に、やぁ〜れやぁ〜れと体を起こし、
 そうだそうだと、耳にしてた、よそ様の屋根そのもののお呼ばれ光景でも眺めようと、
 家の中から眺められてた、その見物ポイントの、もしかしてたらといったその部屋へ。

 だいたいの状況は聞いてたもので、取りあえずは安心して見物ができてたという、
 そのお預け光景というものの感想でも、当たり障りの無い範囲で触れてみるならば、
 お行儀が良いんだか悪いんだかといった感じで、
 お隣の屋根の上に、見事にお呼ばれされちゃってた屋根とでも言いましょうか、

 我家へのご訪問というのは、我家の庭の木々たちが防いでくれてたという、
 その木々たちが無かったり、脆弱だったり、
 風たちの気合がもうちょっとあったりしようもんなら

 家の側面から雪崩れ込まれて、挨拶でもされてたんであろう、
 そんな光景でも暫し見入りつつ、どの時間帯の挨拶だったのかでも聞いてみれば、
 風たちの奏でる音で、全く気付かなかったらしいご訪問だったそうですもんねぇ〜。

 いやぁ〜それにしてみても、
 いきなり屋根そのものがお出掛けしちゃった、そこの人の感想やら、
 いきなり屋根そのものに訪問されちゃってた、そこの人たちの感想というのは
 どんな感じだったですかねぇ〜、間接的には耳にしてたように思うんですがねぇ〜。

 ってなわけでして、
 何とも豪快な、屋根たちの共演、ザ・おんぶ、でも堪能をし、
 一先ず、最寄の駅にある自転車は、その朝の通学時には使えないと、
 少し時間のかかる、バス 電車 地下鉄ルートといった具合で、
 いつもよりも早めといった身支度をすませると、

 「あぁぁ〜そうやったぁ〜これやるよぉ〜」と、2〜3つぶしか口にしてなかった、
 鞄の中の飴袋を家の者に手渡し、
 それじゃぁ〜行きますかぁ〜と、最寄のバス停へ、いざ出発。

 そんな感じで、この時の事で印象に残っているというのが、
 玄関を出てから、数百メーターといった所だったでしょうかねぇ〜、
 普段から歩道を覆うような感じだったという、緑の葉生い茂る何かしらの木の枝に
 何かしらの紐が引っかかってたように見えてたもので、

 何か邪魔だよなぁ〜、それに気色が悪いよなぁ〜といった具合で、
 枝葉の下から、進路上のその紐に手を伸ばし、なんか変わった紐やなぁ〜と、
 取りあえず下に引っ張ってみて、どかしておこうとしてたわけなんですよね。

 そうした所、なかなかの引っかかり具合だったとでもいいましょうか、
 なかなかの弾力感だったとでもいうかで、
 どんな感じで引っかかってるんかいなぁ〜と、
 枝葉の下を出て、進路に背を向け、その紐を、ビーン ビーンと引っ張りながら
 自然と視線を上げていくと、視野の端で何故か一緒に動いてる頭上の電線。

 そして、寝惚けた頭で、更に、ビーン ビーン、「ウーン、 うわぁぁ〜」、
 慌てて手を離し、ほっとするも、
 電気が流れとったら、とっくに感電しとったわぁ〜と、
 自分で自分に突っ込みつつも、その後は触れる気にはならなかったという、

 家を出て早々に、新たな眠気覚ましでもいただいちゃってたというか、
 台風下校珍道中翌日の、そんな朝の通学時の、
 ある意味で、刺激的な朝だったとでもいうかでの、
 なんだかんだの印象に残る起床後をへて、学校へと到着すると、

 天神で別れてた者なんかも、
 最寄駅の手前から風雨の中一駅分歩いてたらしい事だとか、
 担任からの、電話捜索話や、女子同士の仲良しグループ内お泊り話しといった、
 それぞれの台風下校珍道中話で、一盛り上がりだったでしょうか。

 そして、帰宅をしてみれば、停電中といった自宅だったわけですから、
 井戸でもポンプが使えないと、どうにもならないといった水というものを、
 再び、しみじみと味わうはめになっちゃってたというようなわけでして、

 そんな中でも、冗談がてらに、いいねぇ〜とか言っていたのが、
 当時としては、その辺りにしかなかったのか、都合がよかったのかなんなのか
 停電期間中のお風呂として利用してた、以前にも別エピソードとして触れてみてた、
 まぁ〜地元と言う呼び方でも大丈夫かなぁ〜といった温泉施設だったわけで、

 そんな温泉帰路時の車窓なんかから、電気の復旧具合でも感じつつ、
 2日、3日、4日、と過ぎ、
 「おぉ〜隣は電気がついてるやん」、「まじでぇ〜」、

 「あぁ〜やっとつくとかいなぁ〜」、「あれぇ〜うちは何でつかんとぉ〜」、
 「えぇ〜配線がちがうっって事ねぇ〜」といった感じで、
 停電が5日間も続く事になるとは思いもしませんでしたもんねぇ。

 そして、何日後だったかなんては覚えちゃいませんが、
 学校に行っている間に、例のお呼ばれ屋根の姿も消え、
 地元の知り合いや、同級の者の、自宅や仕事がらみの台風被害話なんかが、
 暫くは、挨拶がてらの話題になっちゃってたですもんね。

 まぁ〜そんなこんなで、停電を満喫しちゃってたある知った方なんかでは、
 わざわざ蝋そくの明かりで読書に耽ってしまい、
 家の人から、蝋そくを無駄に使わないよう突っ込まれちゃってたらしい事だとか、

 当時、修繕にかかわってた者の話なんかでは、空港辺りの大きな看板なんかも、
 多くのものが、ちょっとした気分転換でもしちゃってたそうでして、
 えらく忙しかったらしい事だとか、

 あの風の中、番犬だからだったのかなんなのか、
 子犬の頃から知ってたという、当時で言えば、10歳ぐらいにはなってたんでしょうか、
 そんな1匹の方の犬と、その犬小屋を庭に出したままにしちゃってたらしい、
 知った方のお宅話なんかによれば、

 風が落ち着いた頃だったか、どうだったかは覚えちゃいませんが、
 ふと気付けば、在るべき場所から、犬小屋もろとも、
 その犬の姿が見当たらなくなってしまってたそうでして、

 風もそれなりに落ち着き、暫くした頃だったでしょうか、
 その飼い犬だけが、リードを引きずりながら、真っ黒になって、
 どこからか、やれやれ〜といった感じで、ひょいと帰って来てたそうでして、

 犬小屋はどこだぁ〜と、その飼い主さんたちが家周辺を捜してみれば、
 敷地の塀を超えた、道を挟んだ向かいの田んぼまで、
 お出掛けしちゃってたらしく、
 その後というのは、似たような風が吹く度に、
 かわいそうにも、新たな犬小屋の中で脅えちゃってたそうですもんね。

 そして、別のお宅のもう1匹の方なんかは、
 やはりその犬小屋ごと、庭の中を転がっちゃってたそうでして、
 その後、その犬小屋を頑丈にして動かないようにしてたそうなのですが、

 風が強くなると、雨が降っていようが、立派になったその犬小屋から必ず出て、
 庭木の下で、風雨を全身で味わうようになっちゃってたという光景に、
 「修行僧のごたるねぇ〜」、

 「いやぁ〜ある意味で、悟りの境地やねぇ〜」といった具合で、
 余程こりてたんだろうといった、そのビックリドッグハウス話なんかも、
 耳にしてた台風エピソードとしては、懐かしめちゃってるわけで、

 こちらも、この時の台風で屋根なんかが吹き飛んでしまってたと聞く、
 ようは当時、その同級の者の家の敷地にあったという、
 遊びに行った際なんかには、その時点で1番大きなものをよく頂戴してた、
 何となく印象に残る、鶏小屋解体時の話というわけでして、

 中坊の頃には、鶏ながらに、
 一時期、愛称がポッポになっちゃってたという、
 それから4〜5年経った頃だったでしょうか、

 学校は別だったものの、一時期、通学時間帯が同じになってた頃、
 片足をまともに付けずに電車に乗り込んで来てたもので、
 当然の流れで話しを聞けば、

 新たな地面とご対面すべく、そのポッポ小屋の解体を手伝っていた時に、
 足元の床板らしき所が抜けてしまい、
 何故かトラップ状態になってた、五寸釘みたいな一本の釘で、
 靴底と共に、生け花気分を満喫しちゃってたという、
 それも、立派にコーティングされちゃってた、錆び釘剣山。

 どうやら、釘が刺さったままの板が、その釘先を天井に向け、
 偶然にも程があるといった具合で、抜けた床板らしき所の真下で
 見事にくつろいじゃってたそうでして、

 その時の状況話や病院話、立ってる姿や歩く姿なんかで、
 確りと満腹にさせられちゃってたというか、
 まぁ〜いろんな例えでからかってた事なんかも印象に残る中で、

 この〜懐かしき、台風下校珍道中話での、
 当時住んでた家の、その前の住まいというか、
 今は無き、8年程住んでたアパートというかで、

 住んでいた当時から、それなりに年期が入ってた事は印象にあるも、
 築何年だったかも知りはしない、そのアパートを解体させちゃってたのが、
 今回触れてた台風だったようでして、

 まぁ〜いつ頃耳にしてたかなんては覚えちゃいませんが、
 数年後だったでしょうか、夕暮時に、私用でその辺りに立ち寄った際なんかには、
 そのアパート跡地には一軒家だったというような展開で、

 遊び回って、地主さんから時より怒られてた、周囲の田んぼなんかも、
 時代の流れといった感じで、住宅地へと変わっちゃってたという様子なんかに、
 まぁ〜何と言いましょうかの、時の望郷にでも浸っちゃってましたもんねぇ〜。
(2014.09.01)

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