2017年11月のコラム

●特注品。
◆いい服の日ともいった29日水曜日。
・既製品がしっくりくる体型こそなによりなによりといった中、
 前身の15000か所を、伸縮センサーで採寸するという、
 ボディースーツを耳にしてたのは先週だったか。

 いつぞやのお裁縫話や、仕立て直し話でも何気に浮かぶ、
 あれは〜面会されてあった子供さんやらお孫さんから
 「ほらぁ〜また作ってきたよぉ〜懐かしかろう〜」ってな具合で、
 ベッド上の隙間を、色もガラも大きさも様々といった、
 生前の衣類を使ってのクッションに埋め尽くされ、
 それぞれの笑み浮かべてあったほのぼの光景。

 まぁ〜詳しい経緯なんかは覚えちゃぁ〜いませんが、
 詳しくもなかった自分でも、名前やちょっとした事ぐらいは耳にしてた
 その当事、何人かの選手のスーツを仕立ててあったとも聞く、
 いつぞやに触れてた、和裁洋裁職人さん話しもふとよぎるというかで、

 とにかく仕立ててみたは良いものの、幾人かは御代の徴収に一苦労だったそうでして、
 いつも地元にいるわけではない上に、「お金は、今度帰ってきた時に〜」、
 といった具合で、当人たちから訪ねて来る事は、まず無かったそうで、
 今更ながらの、代引きみたいな事でも質問してみれば、
 手元に残してみてたとしても、左右で違う肩の大きさしかり、
 とにもかくにも、一般人にはどうにも着こなせないといった特注品。

 そんなこんなで、様々な理由で見事に逃げられ、
 試合で地元に帰ってきてると判れば、球場の駐車場へと顔を出し、
 気付いて逃げる選手たちに、「金はらえぇ〜」と、おっかけ回してあったと聞く、
 なんとなく浮かんでしまう光景に笑わさせてもらっちゃってた当時。

 そんな当時を笑み浮かべ懐かしんであったという、
 毎朝のように温泉にかよってあったやら、そういえば硫黄泉を好んであったやらの、
 和裁洋裁職人さんの追っかけ奮闘記、
 なぁんてなものも懐かしめちゃうといったところでしょうかね。
(2017.11.29)

●黄色きコーラスシャワー。
◆ペンの日ともいった26日日曜日。
・羽ペンってなものも何気によぎる一綴りというかで、
 いい風呂の日でもあればの、鷹もスチーム浴びというか、
 個々の大絶叫が織りなす大合唱には、
・沿道に集いしホークスファンも36万人と耳にする、
 風物詩というかの鐘の音もコーラス参加といった、
 あの手この手の振り向かせ作戦に一笑いの優勝パレード。

 来季の2018年シーズンには
 ホークス創設80周年とか、
 その翌年となる2019年には福岡移転からも30周年と耳にすれば、
 あのころは〜ってな感じで、
 平和台球場時代の、ファン感謝祭光景ってのも、ふとよぎる、

 何も考えずに座ってた席での、
 頭の上で吹かれちゃってたトランペットやら、
 双眼鏡を貸せばハニーズばかり眺めちゃってた連れ、などなど、
 平和台の頃の光景だとか、出来立てドームの早朝観賞、
 おのぼせさんの球場観戦話、初優勝時の薬玉ごしの画面参加。

 そういやぁ〜あるおばあちゃま話でも触れてた頃の、
 「はいぃ〜?」と思わず聞き返す、「誰々さんでしょう」ってな、 
 まさかねぇ〜ともいった心当たりある名の、いきなりの電話に、
 当たり触っちゃってた事知るいつぞやとか、

 御年配の方から耳にしてた、
 平和台の頃の終盤回の割引き観戦やら木登り観戦、
 なぁんてのでもふとよぎらせちゃいつつ、口にするのは簡単なんでしょうが、
 季節の風物詩とも年中行事ともなってくれちゃう事を
 一先ず願うばかりといったところでしょうかねぇ〜。
(2017.11.26)

●纏う羽。
◆OLの日ともいった25日土曜日。
・国内最大の越冬地、鹿児島県の出水平野からは、
21季連続で一万羽超えとも伝えられる、
  今年の初飛来は、前月の14日という、出水市のツル。

 ってな感じで印象に残る、あれは幾つ頃だったか、
 自身も幼い頃に1度だけ、ここのツルを見に行った事があったわけで、
 その時の昼食に、何気に親子丼を注文してたもんですから、
 誰かに見事にからかわれ、「えぇ〜これ今見てきたツル〜」ってな具合で、
 食べづらくなってた姿を楽しまれちゃってたんですよねぇ〜。

 そんなこんなで、国民の助け合い運動といった共同募金が始まったのが、
 昭和22年、1947年の11月25日とも、
最初の年は赤い羽ではなく、ブリキバッジだったとも、
 日本での共同募金運動は大正10年に、
 長崎市の福祉団体が造花を街灯で売ったのが始まりとも耳にする、
 何気に懐かしめる、赤い羽根にお出迎えされてた、帰路時の最寄り駅。

 そんな最寄り駅の改札口辺りで聞こえてきてた、赤い羽根共同募金の複数の声に、
 100円硬貨未満の小銭が、ちょうどポッケにあったよなぁ〜と、
 改札口を出た辺りで、そのポッケに手を突っ込みながら歩いていると、
 それぞれに大きな募金箱を抱き抱え、通路の両サイドに分かれて立ってた、
 10人前後のお子ちゃまたち。

 おそらくは、あんまり入れてもらってない子なんかがいるんだろうと、
 どの子の募金箱に入れるべきかとキョロキョロしたあげく、
 そのお子ちゃまたちの背後の親たちに、思わず聞いちゃってたわけで、
 いやぁ〜、「どれでもいいですよぉ〜」とか言われてもですねぇ〜、
 お子ちゃまたちの顔が、そうは言ってなかったとでもいいましょうかで、
 更には、赤い羽お手にされたお母様からは逃れられなかったんでしたっけねぇ〜。
(2017.11.25)

●いいかんぶつの日。
◆ピザの日とも、毛皮の日ともいった20日月曜日。
・酉の肌も泡立つってな、今朝の起床時室温も10度やら11度やらで
 井戸水も暖かく感じちゃってる地元太宰府の今日この頃。

 人の皮膚から人口多能性幹細胞の作製に成功という、
 山中教授御一同の、いわゆる万能細胞、
 iPS細胞の発表から10年経つとも耳にすれば、
 改めて時の速さに一浸り。

 更に時をさかのぼれば、当時世間で話題になってたクローン話からの、
 講義に来ていただいてた医学部の教授さんたちなんかと、再生医療話ってな展開で、
 期待しまくる自分たちを落ち着かせるような、
 「各臓器となると、ほんと難しいもんねぇ〜」ってな、
 夢物語レベルでの世間話をしてた90年代前半というか半ば頃。

 そんな学生時代の頃でしたか、
 ありゃぁ〜、20代前半の頃の研修旅行先だったですねぇ〜、
 ピザの日でもあればの、いつぞやに触れてたスクランブルピッザってのは。

 初もんじゃで、ピザ玉みたいのがあるんだぁ〜とチョイスし、
 自分の注文が、1番に運んでこられて来てたもんですから、
 「そんじゃぁ〜お先にぃ〜」と、
 お好み焼き感覚で、鉄板の上にボールの中身をひっくり返しちゃってたらば、

 「あらららららぁ〜」俺のもんじゃ焼き〜ってな、
 鉄板一面の、ぴざの一番出汁ってな展開に、
 一先ず掻き集めてのこねくり回しで、
 スクランブルピッザでもこさえてみてたという。

 まぁ〜その鉄板上でも、1番個性的だったもんですから、
 当然といったピザ風味の無理矢理お裾分けで
 苦笑いやら何やらの、ご返杯をいただいちゃってたというような、
 初もんじゃのピザもんじゃだったんですよねぇ〜。

 まぁ〜毛皮の日でもあればの
 自身の産毛皮膚エピソードなんかでいえば、
 ありゃぁ〜どの時代の学生の頃だったでしょうかねぇ〜、
 ふと懐かしめる、ロゼ、ファイア〜。

 その当時の前日辺りの番組で目にしてた、
 誰かの、かめのこたわし乾布摩擦光景が、
 頭の片隅にあった入浴時の事。

 普段から目にしてた、誰かが使ってたらしいかかと用軽石が気になってしまい、
 乾布摩擦というか、軽石摩擦を、両腕で試しちゃってたもんですから、
 何も考えず湯船に漬かった途端、
 当然のあちい〜というか、あたぁぁ〜。

 一先ず軽石で擦ってる時なんかにや〜、なんて事はなかったものの、
 改めて振り返れば、知らなかったとはいえ、
 よう磨いたもんやなぁ〜というか、全身じゃなくてよかったぁ〜、
 薄いずるむけで湯に漬かっちゃってたわけだよなぁ〜ってな、

 思い付き気合入れで、歯をくいしばらせられ、
 ボイラーで沸かしてた、ぬる湯シャワーを暫し満喫させてもらっちゃってたという、
 いつぞやの、むちゃ磨き 肌にしみいる 脱皮の湯。

 そんなこんなで、前日の19日には
 熊本の阿蘇山高岳で初冠雪とか、
 一昨日の18日には、昨年よりは12日遅いという札幌市の、
 今冬初となる除雪使用のササラ電車のお目見えとかも伝えられてましたねぇ〜。
(2017.11.20)

●トイレの日。
◆ハンドクリームの日とも井戸の日ともいった10日金曜日。
・一先ず井戸水の暖かさはまだ感じられてないといった今日この頃。
 さすがにこの時期に手は汗ばまないものの、
 かさつく手には御手頃のクリームを塗ったくってる、
・洗いすぎの者から濡らしてるだけの者など、手洗い光景でもいろいろと浮かぶ中、

 男連中でのトイレがらみでの手洗い話しにしてみても、
 そりゃそうだってな、先に洗う派の中の、
 小ならば後はスルー派なぁんてのには、
 なぁんか複雑になっちゃってたりやらでのいつぞやなわけで、

 ありゃぁ何年前に耳にしてたんだかで、
 昔はこんな事なかったんやけどなぁ〜ってな指先の荒れに、
 石鹸とアルコールが皮膚上で化学反応しちゃってるらしい、
 どちらか一方に統一した方がいいと言われてもの、
 どうにも両方使っちゃうんよねぇってな、
 いつぞやの手洗いの手習いといったところでしょうか。

 まぁ〜トイレ話も今までにちょこちょこ触れちゃぁいますが、
 自動で流れる水洗トイレに忘年会先で初めて出くわしちゃってた時なんかには、
 すっきりさせて手を伸ばし知る、
 「あれぇ〜あらぁ〜うぅん〜えぇ〜なにぃ〜」と足元までキョロキョロ。

 蓋の開閉もオートだったかもしれませんが、
 閉めたり開けたり、便器との距離かとも思い
 少し離れてみたりもう少し離れてみたりするも、
 流れる音を感じられず、ほろ酔い気分もどこへやら。

 ある意味で後ろ髪引かれ、誰もこないでくれとテーブルに急ぎ、
 同僚さんを伴っての、よかった〜誰も入ってない、大ちゃんじゃなくてよかったと
 胸撫でおろすも、蓋開く際にはなんかドキドキ。
 そして「「あぁ〜大丈夫、流れてる」ってな展開で、
 ほっと一息させられてたんでしたっけねぇ〜。
(2017.11.10)

●換気の日。
◆太陽暦採用記念日ともいった9日木曜日。
・流行語大賞の候補30語の発表も伝えられれば、
 この年やら残りの月日も感じながらの一連想というかで、
 ふとよぎる触れてたものでも抜き出してみちゃえば、

 お宿の玄関入るなりの、催してきてた者たち揃っての、お手洗いタイムとしゃれこみ、
 ロビーで知らされてた、予め決められてた感じの部屋分けに従って、
 それぞれがお部屋へと移動をすると、お隣同士だったという男性群の大凡が、
 自分たちの方の和室に何気なく集まっての団欒タイムでの事。

 1人の者が、大ちゃんを催してきちゃってたようでして、
 1番トイレとばかりに、トイレに入ろうとしてた様子を
 偶然にも察知しちゃってたもんですから、
 いきなり臭いがこもっちゃぁ〜たまらんといった具合で、
 「何でさっき下でしてこんやったんですかぁ〜」だとか、

 「今なら向こうの部屋は手薄だろうから、向こうでしてこんですか」などなど、
 サプライズ臭のプレゼント提案に、それぞれが笑み浮かべ、
 その者が、こそっと部屋を抜け出すと、暮の元気なご挨拶とばかりに
 香りの置き土産を確り残して、再びこそっと戻ってきてたという。

 そして、暫しの雑談タイムを経た頃だったでしょうか、
 隣の部屋だった1人の者が、トイレに行ってこようと立ち上がり、
 自身の部屋へと戻ってた光景に笑うのをこらえてた所、
 とんぼ返りといった感じでの、「くさぁ〜、誰ねぇ〜」に知る者たちは大爆笑。

 しかも聞けば、確り換気扇はオフ状態だったという、
 まぁ〜そんなこんなで、暮のおちゃめなご挨拶返しとばかりに、
 その者からトイレへの、見事な香りのご返杯をくらっちゃってたもんですから、
 こちらは味わう前に、確り換気扇を回させてもらっちゃってたんでしたっけね。
(2017.11.09)

●マジマジもろみ。
◆アパート記念日ともいった6日月曜日。
・以前に2つのルートから耳にしてたという、
 「あのバスの話なんやけど、もしかして、投稿してみたぁ〜?」だとか、
 「真坂聞いた話ねぇ〜!」と、
 後日の投稿話で、聞き覚えのある同じ様な状況話を耳にしちゃってたもんで、
 当時、思わず確認しちゃってたという路線バス話でもまたまた懐かしんでみれば、

 その知り合いが、福岡に帰省してた際に
 夕方頃、路線バスに乗車し座席に座っていた時の事なんだそうで、
 何気なく窓の外でも眺めていると、
 1階部分は塀で隠れた2階建てアパートの階段から、
 裸のおっちゃんが小走りで降りていく後ろ姿を目撃しちゃってたという。

 とにかく、バスには立ち客もそれなりにいる状況だったそうですから、
 複数の乗客の視野の中に飛び込んできてたであろう話というか、
 同じ路線バスに乗り合わせてたんであろう話で、
 いろいろと味合わさせてもらっちゃってたんでしたっけね。

 そんなこんなで、
 前日の日付も変わった5日日曜深夜には目も冴えちゃってたというか、
 そんな一昨日の4日土曜夜には、
 地元球団のソフトバンクホークスが、
 南海、ダイエー時代を含めた、2年ぶり8度目となる、
 日本シリーズの優勝を決めてくれてましたねぇ〜。
 そんな北部九州での終盤戦の平均視聴率なんかは37.4%だったそうで、
 瞬間最高視聴率では、43.2%に達してたそうですねぇ〜。
(2017.11.06)

●鼻歌。
◆キッチン・バスの日ともいった2日木曜日。
・ワァーオ、土地勘の無い人は絶対降りそこねるってぇ〜ってな、
 通り過ぎてからの、「どこどこ、通過しましたぁ〜」やら、
 2つ分の「次は何々〜」ってな再生音の事なんかがふと懐かしめちゃう、
 当時利用してた区間でたまぁ〜に遭遇しちゃってた路線ばす。

 そんな当時でも懐かしめてたのが
 小学時代だったように思う、そこの路線バスでの事でして、
 確か、午後の明るい時間帯だったでしょうか、
 ふと席を立つと、頻繁に運転手さんのそばへと行き、
 何かしらを語りかけてるおっちゃんが1人。

 そして、暫く経った頃だったでしょうか、普通じゃない様子に、
 「お客さん、あんたさっきから酒のにおいをさせとるようやが、
  もしかしたら〜よっぱらっとるなぁ〜」ってな具合で、
 運転業務に支障が出てきだしたようで、「降りてください」ってな展開となり、
 そこからがとにかく笑えてた、路線バスでの、ライブコント。

 運転手さんが、その酔っぱらいを車外へ連れ出せば、
 ドアを閉めようと運転席に座り込む前にひょいと乗り込んで来る困ったさん。
 再び降ろすも間に合わず、後部座席の男子高校生たちは大賑わい。

 運動会の定番曲でも流したくなるような、
 運転手さんと酔っぱらいとの、どんどん距離が増す、
 何とも滑稽な、よぉ〜いドンの追いかけっこでも笑いつつ、

 どうにかこうにか閉め出すと、拍手喝采に息切らし答え
 フロントガラスに張り付く酔っぱらいを
 クラクションやら、「どいてくださぁい」、

 「危ないですよぉ〜車道に出ないでくださぁい」なんかで撃退し、
 その場を後にしてたという。
 いやぁ〜、当時は長閑だったですなぁ〜ってな
 懐かしき路線バスでのお捌き光景といったところでしょうか。
(2017.11.02)

●11月となりましたねぇ〜。
◆今年も2か月といった、霜月の初日の水曜日。
・な に か ふ れ と く か な〜ってな、
 この週末には3連休を迎えるんであろう世間一般。
 一先ずの一握り話とでもいいましょうかで、
 別時期の連休時にちょっと立ち寄ってた某家電屋さんで
 (うまい棒)の片手での掴み取りに遭遇してた事でも、
 またまた改めて懐かしんでみちゃえば、

 だいたい平均で7本ぐらいという店員さんを前に、
 そのダンボール箱を覗き込んでみれば
 横向きで2列縦隊に並ぶ(うまい棒)。

 庶民サイズの手で、それならばと、
 両列というか真ん中というかを掴み上げてたらば、
 店員さんも思わず一声ってな、
 大漁らしき「おっ、おぉ〜」やら、「袋にどうぞぉ〜」。

 片手はふさがるし〜数本味わえれば〜、
 まぁ〜後は列の背後に並ぶ、その見ず知らずの家族連れにでも〜といった中、
 されども数えてみたくなるその本数。

 落ち着ける場所を求めてというか、
 腰を下ろせる場所を求めてというかでその場を離れてみれば、
 あれよあれよとお店を後にし、改札を抜け〜電車の中ってな具合で、
 いざその帰路時の電車の中で数えてみると、
 16本もいただいちゃってたみたいでしたね。

 そんなこんなで、
 家電屋さんの袋から顔を覗かすその(うまい棒)は、
 お連れさんからもご遠慮されてしまうやらで
 車両内には家族連れは一杯いるものの、
 「見ず知らずからは気色悪くてもらわれんやろう〜」ってな状況に、
 結局は、お持ち帰りしての、暫しの堪能といった展開になっちゃってたでしょうか。

 そんなルート上での別時期なんかには、
 ある時の飲酒後に、電車内は座って帰ろうと、その西鉄福岡駅のホーム内で、
 わざわざ数本ずらして座席に腰掛け、
 電車が出発するのを顔を赤らめ、
 何気なく待っていた時の事。

 発車時刻が間も無くといった頃
 飲酒をしている自分が、酒くさぁ〜と感じちゃうような1人のおっちゃんが、
 何で自分の目の前に来ちゃうかなぁ〜といった具合で、
 頭上辺りの吊革を両手で握り締め、その吊革にもたれるような感じで、
 目の前にぴたっと落ち着いてくれちゃってたというような展開に、

 こりゃぁ〜どうしたもんかなぁ〜、自分も座るために、この電車にしたんだしなぁ〜、
 真坂、厄介な物なんかが降ってこんやろねぇ〜、
 といった事なんかでも、酔った頭で考えていると、
 アナウンスに引き続いて笛が鳴り、扉が閉まって、横揺れ、あちゃぁ〜。

 ようは、そのおっちゃんの流れるような吊輪演技が、見事にご披露され、
 自分の隣に座ってあった、スーツ姿の中年の男性の膝へと、
 10点満点の腰掛け着地を、バッチリと決めてくれちゃってたという。

 そして、その見ず知らずの酔っ払いを、膝の上に座らさせたそのお隣さんと、
 それなりに酔ってる自分とでの、ちょっとした席の譲り合いというものが始まり、
 まぁ〜動けないお隣さんを相手に、当然の譲り勝ちといった感じで、
 半ば強引に、自分が座ってたその席に、そのおっちゃんを座らせると、

 お礼の言葉と共に夢の中といった、
 ぐでんぐでんのそのおっちゃんでも時より眺めつつ、
 自分の方が吊革のお世話になりながら、帰路に着くはめになっちゃってたという、
 この状況はなんなんだぁ〜といった、
 自分を遥かに凌ぐ酔っ払いとの、遭遇話ってな、いつぞやのいいよ連想。

 そんな自分も逆バージョンってのがあったわけで、
 お連れさんもビックリってな、気が付けば、見ず知らずの方の膝の上に腰掛
 「あぁ〜すいません」、「どうぞどうぞ〜」
 「いいですよ いいですよ」、「いいですよ いいですよ」ってな具合で、
 席を譲られちゃってたんでしたよねぇ〜。
(2017.11.01)

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